ハリルJにお初です!だんじり男のG大阪・初瀬、武器は両足キック

日本サッカー協会は29日、12月の東アジアE-1選手権に臨む男子の日本代表23人を発表し、DF初瀬亮(20)=G大阪=が初のメンバー入り。注目が集まる東京五輪世代の中で一番乗りのA代表選出となった。他にMF三竿健斗(21)=鹿島=ら5人が初選出。国内組だけで挑むメンバーで、MF清武弘嗣(28)=C大阪=らが復帰した。日本男子は9日に北朝鮮、12日に中国、16日に韓国と東京・味の素スタジアムで対戦する。

浪速の新星がハリルホジッチ監督の目にとまった。20歳のDF初瀬が初の代表入り。注目の東京五輪世代でまず名を連ねた。

「初めてA代表に選出していただき、うれしく思います。こんな機会は少ないと思いますし、チャンスを生かせるよう、全力でアピールしてきたいと思います!」

クラブを通じてコメントを発表し、意欲を燃やしたサイドバック。最大の武器は両足から繰り出す精度の高いキックだ。もともとは右利きだが、元日本代表MF中村俊輔(磐田)にあこがれて左足を猛特訓。中学時にはほとんど左で蹴るようになり、左利きのようになった。2016年にプロ契約してからさらにキックを磨き、今ではMF遠藤を押しのけてセットプレーのキッカーに指名されるほどに。まだ直接FKのゴールこそないが、初瀬が左右を使い分けて蹴るセットプレーはG大阪の武器になっている。

今回は国内組だけの大会となるが、ハリルホジッチ監督はかねてからFKによる得点力不足を嘆いており会見で「初瀬は右でも左でもフリーキックが蹴れる」と期待。ここでアピールできれば来年のW杯ロシア大会への滑り込みも夢ではないはずだ。

大阪・岸和田出身で「サッカーか、だんじり祭りか、どちらを選ぶか迷った」という浪速のお祭り男。巡ってきたこの大舞台で燃えないわけがない。

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