東アジア選手権で代表初選出のG大阪・初瀬、セットプレーのキッカーに名乗り

12月の東アジアE―1選手権(味スタ)日本代表に選ばれたG大阪の初瀬亮(20)が30日、セットプレーのキッカーに名乗りを挙げた。

初瀬は両足で正確なボールを蹴ることができ、チームでもプレースキックを任されている。「蹴りたいか、と言われれば『蹴りたい』と言う。自分の一番の武器だと思っています。(ほかの選手に)譲っていては上には行けない。遠慮している場合ではない。生き残っていくには結果しかない」。ハリル・ジャパンはセットプレーのキッカーが不在で、弱点を埋める姿勢を示した。

大阪・岸和田市出身で、中学時代にG大阪ジュニアユースに進むか、全国的に有名なだんじり祭りに専念するかで迷ったという“だんじりサイドバック”は「一番、自分がびっくりしました。今年のどこかのタイミングで入れれば、と思っていた。東アジア(E―1選手権)で呼ばれるのがベストかなと思っていた」と初選出された喜びをかみしめた。

2020年東京五輪世代から一番乗りでA代表入りしたが「1歳上の陽介君(井手口)がもう(日本代表で)レギュラーに定着している。同世代から一番乗りというのは関係ない。同世代には負けられないし、そこがライバルではない。目指す場所は上だと思うので、レベルの高い選手からポジションを奪えるようにやっていかないといけない」と自分に言い聞かせた。

来年のロシアW杯も「手が届かない場所ではない」と見据え「最初で最後のチャンス。最年少なので失うものは何もない。全力でアピールしたい」と意気込みを示した。

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