【J1】日本代表6選手を擁するG大阪は、激しい攻防の末に新潟とドロー SOCCER DIGEST Web 7月29日(水)21時32分配信

後半の立ち上がり15分間で3ゴールが生まれる。

 J1リーグは7月29日、第2ステージ5節が開催され、2連勝中の新潟はホームにG大阪を迎え、一進一退の攻防の末に2-2で引き分けた。

ゲームは序盤、好調な新潟が縦に速いダイナミックな攻撃を仕掛けていく。5分に素早いリスタートから加藤が仕掛け、最後は指宿が際どい一撃を放つと、10 分にはL・シルバからの縦パスを受けた山崎が右サイドを抉ってクロス。これが相手DFのオウンゴールを誘い、ホームの新潟が幸先良く先制した。

その後も縦に速い攻撃を次々と仕掛ける新潟に対し、前半のG大阪は流れのなかから思うようにチャンスを作れない。

だが、苦しいなかでもG大阪は、セットプレーからゴールをこじ開けていく。後半立ち上がりの47分、パトリック、宇佐美の連係で得たCKから、日本代表 に初選出されたばかりの米倉がヘッドで合わせて同点に追いつくと、54分にはペナルティエリア内で相手のファウルを誘発してPKを獲得。これを遠藤が冷静 に決めて逆転に成功した。

後半の立ち上がり10分間で、瞬く間に1点ビハインドとなった新潟は、柳下監督が動く。56分に横浜から加入した佐藤を投入すると中盤でボールが動くよ うになり、徐々にリズムを取り戻していく。そして60分、左サイドから山崎がドリブルで切り込むと、絶妙なスルーパスを指宿に通して同点に追いついた。

両者の攻防はその後も続き、アディショナルタイムに入るとさらにヒートアップ。90+2分にG大阪の今野が決定機を迎えると、その1分後には逆に新潟の 佐藤が絶好のチャンスを得るもののシュートはGK東口の正面に。さらに1分後、今度はG大阪が速攻を仕掛けてパトリックが豪快な一撃を見舞うが、シュート はGK守田が防いだ。

試合はこのまま2-2で終了し、新潟は1年半ぶりの3連勝ならず。一方、不発に終わった宇佐美らG大阪の日本代表6選手は、明日から中国での東アジアカップに挑む。

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