【G大阪】採点&寸評 立ち上がりの失点に宮本監督は怒りの表情「あってはならない失点」
◆明治安田生命J1リーグ第3節 G大阪―名古屋(9日、パナスタ)
G大阪は名古屋に2―3で敗れた。開始34秒でゴールを許すなど、守備が3失点と崩壊。宮本恒靖監督(42)は守備から試合に入っていくことをミーティングで示しながら、立ち上がりに集中力を欠いたことに「あってはならない失点」と怒りをにじませた。
FWアデミウソン(25)の突破力や韓国代表FW黄義助(26)の抜けだしなど、2トップの迫力を生かしたカウンターを繰り出して2点は奪った。しかし開幕から3試合で計8失点と守備が安定せず、指揮官は「3失点してしまうと、なかなか勝ち切るのは難しい」。元日本代表MF今野泰幸(36)も「守備だけの問題じゃない。攻撃の組み立てがうまくいっていない。変なところでボールを取られて、リズムが出ていない」と問題点を指摘した。
G大阪の採点と寸評は以下の通り
GK〈1〉東口順昭【6・0】
ジョーの決定機を2度止めるなど奮闘したが3失点。ふびんだ
DF〈4〉藤春広輝【5・0】
オウンゴールは致し方なし。攻撃は足を止められクロス精度を欠く
DF〈5〉三浦弦太【5・0】
体を張り必死にジョーを止めたが、ビルドアップで判断の遅さが目立つ
DF〈19〉金英権【4・5】
単純に競り負けた2失点目は残念。攻撃の起点としても不十分
DF〈22〉呉宰碩【5・0】
1対1で後手を踏む場面が目立った
MF〈7〉遠藤保仁【5・0】
前半はミスパス多発。崩しの場面では違いもみせたが、無念の途中交代
MF〈8〉小野瀬康介【5・5】
豊富な運動量で攻守に貢献。オウンゴールをさそうクロスもあった
MF〈10〉倉田秋【5・0】
チーム最多のシュート3本。難易度は高い状況だったが、決めて欲しい
MF〈15〉今野泰幸【5・0】
守勢に回った状況で持ち味のボール奪取力が発揮されたシーン少ない
FW〈9〉アデミウソン【6・5】
キレとアデらしいアイデアあふれた突破も出てきた
FW〈16〉黄義助【5・0】
ラインをなめる絶妙の抜け出しもあったが、決定機で決めきれなかった
MF〈21〉矢島慎也【―】
積極性はみせたが違いは作り出せず
FW〈39〉渡辺千真【―】
ボールを触る回数が少なかった
MF〈14〉米倉恒貴【―】
自身が守る右サイドから決勝点許す