G大阪またも複数失点で敗戦、攻守に立て直し急務

<明治安田生命J1:G大阪2-3名古屋>◇第3節◇9日◇パナスタ

攻守の不協和音を象徴した立ち上がりだった。ガンバ大阪は開始わずか37秒で失点。キックオフから名古屋グランパスに攻め込まれ、クリアボールは味方に渡らず、左サイドを崩された。

宮本恒靖監督から試合直前に「いい守備から入ろう」と注意されていたが、正反対の結果。2度追い付く執念も見せたが、最低限のドローが見えてきた後半42分にオウンゴールでまたも失点。今季ホーム初勝利はお預けとなった。

課題は明白だ。MF今野泰幸は「相手をかわせるだけのビルドアップ(攻撃の組み立て)力がない。守備陣だけの問題ではなく、攻撃がうまくいっていないのが影響している」。DF三浦弦太も「後ろからつなぐ意識はあったけど、もっと全体でつなぐ時にポジショニングの改善の余地がある」。攻撃の組み立ての際に迷いが生まれ、名古屋に隙を突かれた。

これで開幕から公式戦4試合で9失点。J1の3試合は計8失点で、いずれも複数失点。指揮官は先制された場面を「いただけない。あってはならない失点」と叱責(しっせき)し「3失点すると勝ちきるのは難しい」と肩を落とした。昨季は開幕から公式戦9試合連続失点したが、GK東口順昭は「手応えもある」という。試合を重ねながら攻守において立て直し、自信を取り戻していく。

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