ツネ様の執念実った!G大阪、やっとやっとホーム初星「いい流れ作っていく」/ルヴァン杯

YBCルヴァン・カップ1次リーグ第2節(13日、神戸ユニバー記念競技場ほか)D組のG大阪はホームで松本に2-1で勝利。宮本恒靖監督(42)は、9日のJ1名古屋戦(パナS)から先発9人を替えない執念の采配で、リーグ戦も含めて今季3戦目で本拠地初勝利を挙げた。C組の神戸はC大阪と0-0のドロー。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)ら“VIPトリオ”が出場しない中、粘り強さを見せた。

今季ホーム3試合目での初勝利で、スタンドを青と黒で染めたサポーターに歓喜を届けた。宮本監督も納得の表情だ。

「リーグ戦ではホームで勝てていないので、ホームで勝ちに行くんだという思いでやりました」

勝利への強いこだわりは先発メンバーにも表れた。カップ戦は控え組で戦うクラブも多い中「いい面もたくさんあった」とホームで敗れた9日の名古屋戦から9人をスタメン起用。さらに左サイドが主戦場のMF倉田をMF高とともにボランチ起用し、DF三浦が右サイドバック、MF遠藤がトップ下と、配置を入れ替えて試合に臨んだ。

開始早々の前半6分にFKで先制を許したが、その後はボールを支配。「中盤の人数が多くなって、ボールを回しやすくなった」と配置変更の効果を実感したMF小野瀬がカウンターからGKの上を抜く技あり弾で同点とすると、FW黄の追加点で逆転。黄は「ホームで勝てず悔しい思いをしていた。みんなが一つになって集中した結果だ」と胸を張った。

「もちろんシーズンも見据えていますし、対戦相手の性格もある」と指揮官。起用の幅を広げつつ、結果もつかんでチームとしては最高の一戦になった。「勝利はチームに自信を与える。今後のリーグ戦やカップ戦で、いい流れを作っていきたい」。次の週末はリーグ2連覇中の川崎とアウェーで対戦。今季リーグ戦未勝利と苦しむ王者をたたいて、さらなる波に乗る準備は整った。

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