宮本監督も会心の笑顔!王者・川崎からの金星に「耐える時間が長かったが、選手は落ち着いていた」

“我慢”して迎えた90+1分に劇的な決勝弾!

[J1リーグ4節]川崎0-1G大阪/3月17日(日)/等々力

普段はクールな宮本恒靖監督も、この勝利には笑顔を隠せなかったようだ。

アウェーの等々力陸上競技場に乗り込んだ川崎フロンターレ戦。ガンバ大阪は90+1分に三浦弦太が決勝点を挙げ、リーグ王者から勝点3をもぎ取った。

試合はもつれにもつれた。0-0で迎えた後半、川崎は56分に齋藤学、68分にレアンドロ・ダミアン、82分に下田北斗と次々にフレッシュな選手を投入。今季リーグ戦初勝利を目指して攻撃をテコ入れする。

対するG大阪は「フロンターレが早く動いてくるところも考えたなかで、こちらもバランスを崩したくないとか、いろいろあったところで、最後もう少し伸ばしてというところでした」と選手交代をせずに試合終盤まで”我慢”する。すると90+1分、左サイドを豪快にオーバーラップした左SB藤春廣輝のクロスを、ファーサイドに詰めた右SBの三浦弦太が押し込んで決勝点を挙げた。

耐えた末の劇的なアディショナルタイム弾に、宮本監督は笑顔で「耐える時間のほうが長かったですが、それも選手がしっかりとゲームプランのひとつとして捉えて落ち着いて特に後半なんかプレーしたと思います」とコメント。無失点に抑えたチームのパフォーマンスを称え、本職CBの三浦を右SBで起用した意図については「弦太の人に対する強さや高さを右サイドで使いたいのもありましたし、菅沼のパフォーマンスもルヴァンカップの第1戦のところから良かったので、彼の力がチームにとって必要だという判断で使いました」と説明した。

これでG大阪は2勝2敗と星を五分に戻し、9位に浮上。しかし、まだホームでは勝利がなく、指揮官は「まだリーグ戦はホームで勝っていないので、そこで勝てるように良い準備をしたいと思います」と気を引き締めていた。

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