G大阪、雨降って攻撃陣固まる…無得点黒星 リーグ戦パナスタ4連敗

明治安田J1第7節最終日(14日、パナソニックスタジアム吹田ほか)ああ、また勝てず…。G大阪は浦和に0-1で敗れ、リーグ戦は3連敗、開幕からパナスタで4連敗となった。後半42分に痛恨の決勝ゴールを献上し、勝ち点6のままで降格圏目前の15位に後退した。神戸は先制しながら、広島に後半に3得点を許して逆転負けした。広島は勝ち点17で首位を堅持。FC東京は鹿島に快勝して、同17の得失点差で2位。

大歓喜の浦和イレブンをよそに、オフサイドを示す副審のフラッグは上がっていた。しかし、主審と協議の末、ゴールの判定は覆らず。無情の1点が決勝点となってのリーグ戦3連敗に、宮本監督もうなだれた。

「チャンスを作っていたところで点が取れないと、最後にやられてしまうということ」

0-0で迎えた後半42分だ。CKからニアサイドにこぼれたボールにMFエベルトンが反応し、右足でシュート。だが、副審はFW興梠がオフサイドポジションにいたとしてフラッグをあげた。協議のあと、主将として主審から説明を受けたDF三浦は「(興梠は)オフサイドの位置にいたが、シュートコースにはいなかったので、GKの邪魔はしていないということだった。抗議には行きましたけど…」と振り返った。

リーグ戦は直近2戦で7失点。この日はダメージこそ減らしたが…。ホームのリーグ戦では開幕戦の横浜M戦以降、4連敗。本拠地でも勝ち点を上積みできず、降格圏目前の15位に後退した。

コンディション不良だった36歳のMF今野がスタメン復帰し、39歳のMF遠藤と中盤のコンビで球際の激しさを取り戻したが、今野が後半36分に退いてからは浦和を勢いづかせてしまった。三浦は「(今野に)助けてもらうだけじゃなくて、全員でそこに乗っかっていかないと」と指摘。指揮官も「ガンバがここ数年抱える、どうしていくんだという部分。もちろん彼ら(遠藤や今野)が万全なら起用していきたいが…」とベテランに頼りがちな用兵の難しさを吐露した。課題の突破口をどこに見いだすか。悩ましい時間に終わりは見えない。

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