【J1採点&寸評】G大阪1-1大分|遠藤保仁の今季初得点で追いつくもガンバは低調…最高殊勲は攻守で貢献した大分守護神

G大阪――今季初の布陣に手探り感は否めず

[J1リーグ8節]G大阪1-1大分/4月20日(土)/パナスタ

【チーム採点・寸評】
G大阪 5.5
大分に対して今季初の3バックスタート。失点したくない狙いだったが、追う展開の後半に4バックに。ギアの入りが遅すぎた。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5
判定は不運だったが、失点時はパンチングを飛ばしきれず。キックも相手ボールになること多し。

5 三浦弦太 5.5
3バックの一角で無難な守備を見せた。後半は右SBに入ったが、積極的に攻撃参加も見せていた。

13 菅沼駿哉 5.5
失点時はクロスに対してオナイウのマークを外してしまったが、ミスはそれだけ。終盤は相手のカウンターの芽を摘んだ。

19 キム・ヨングォン 5.5
徐々にフィット感を増している。個で強さを見せるだけでなく、効果的な持ち上がりも見せ、攻めの起点にもなった。

22 オ・ジェソク 5.5
本職ではない左サイドでも果敢に攻め上がったが、最後の質を欠く。松本には突破を許さなかった。

MF
15 今野泰幸 5.5
中央を突かれる場面は少なく守りの見せ所は少なかった。その分、もっと前半は攻めに絡んでもよかったのでは。

7 遠藤保仁 5.5
新布陣だけに、手探りの攻撃が続いたが、もっと相手の脅威になる崩しをしたい。後半は今季初ゴールとなる貴重な同点弾をゲット。

G大阪――序盤でターゲット役の渡邉にアクシデント

MF
25 藤本淳吾 5(59分OUT)
イージーなパスミスや、安易なロストも多く、期待された攻撃の活性化にはつながらず。交代もやむを得ない出来だった。

6 田中達也 5(HT OUT)
リーグ戦初先発だったが、前半はチーム全体の重心が低く、持ち前の推進力を出せず。攻め上がってもクロスの精度が低い。

10 倉田 秋 5.5
藤春不在の左サイドを個の力で活性化した。気持ちのこもったプレーを見せ、後半はボランチでも安定したプレー

FW
39 渡邉千真 5.5(21分OUT)
単調なロングボールを受ける役割で持ち味が出ず。気合は入っていたが、21分で負傷交代した。

交代出場
FW
16 ファン・ウィジョ 5.5(21分IN)
渡邉の負傷で急遽ピッチに立った。後半は徐々に持ち味を発揮し相手ゴールに迫った。ポスト直撃弾も惜しかった。

FW
9 アデミウソン 5.5(HT IN)
万全ではない状態だが、やはりボールを持つと相手の脅威になる存在。シュート1本に終わったが、攻撃は活性化した。

MF
8 小野瀬康介 5.5(59分IN)
得点こそ奪えなかったが、際どいシュートも放つ。疲労が見えた大分をその運動量で脅かし続けていた。

監督
宮本恒靖 5
渡邉の負傷交代は不運だったが、引っ張るべき選手と替えるべき選手の判断がおかしかった。

大分――前半にラッキーな先制点。後半はよく凌いだ

【チーム採点・寸評】
大分 6
ラッキーな先制点だったが、その後は決定機をほぼ作れず。しかし身体を張った守りで、勝点1を持ち帰ったのは評価されるべき。

【大分|採点・寸評】
GK
1 高木 駿 7
後半は再三の好セーブでチームを救った。失点は不運で高木に責はなし。足もとも安定していて、ビルドアップに幅を加えた。

DF
5 鈴木義宜 6
失点時は遠藤のシュートが身体に当たってコースが変わる不運。しかし、危険地帯で身体を張り続け、守備陣を支えていた。

6 福森直也 6
守備で大崩れはなかったが、後半は途中出場の小野瀬の対応に手こずる。攻撃時に少しノッキングした印象もある。

29 岩田智輝 6
あっさりとかわされて、危ない場面もあった。後半は持ち直したが、G大阪の猛攻に手こずり続けた。

MF
4 島川俊郎 5.5
前半は相手のプレスが緩く、ボールにテンポよく絡んで起点になったが、守勢の後半はバイタルエリアで守備の甘さ見せる。

32 前田凌佑 5.5
島川とのバランスを保ったが、後半は押し込まれた時間帯も運動量を生かして、危険地帯をケアしていた。

7 松本 怜 6
先制点につながるクロスは見事だったが、その後は効果的な仕掛けは少ない。後半は完全に守備に追われていた。

23 高山 薫 5(90分OUT)
組み合わせの問題もあるのだろうが、攻撃でほぼ輝けず。ハードワークはしていたが、攻守に質を欠いていた。

大分――オナイウが2戦連発! 飛び込んだ勇気が奏功

FW
14 小塚和季 6(90+3分OUT)
時折、ドリブルでアクセントになっていたが、敵陣深くまで侵入した際に積極性を欠く。ただ、守備でも献身的だった。

45 オナイウ阿道 6(76分OUT)
2戦連発となった先制点はややラッキーだったが、飛び込んだ勇気が奏功。しかしその後はシュートも放てず、周囲との連係もいまひとつ。

10 藤本憲明 5.5
個の能力が高い相手の3バックに前半は沈黙していた。終盤カウンター時に何度かチャンスを得るも決め切るには至らず。

交代出場
FW
9 後藤優介 6(76分IN)
苦しい時間帯に、しっかりとボールを前線に運ぶ役割を担う。地味だが、任務は果たしていた。

DF
3 三竿雄斗 -(90分IN)
疲弊していた高山に代わって、サイドに投入されたが、時間も少なく攻撃で存在感を見せるには至らず。

MF
20 小手川宏基 -(90+3分IN)
終了直前の交代だが、指揮官は攻守両面で疲れたチームを活性化させるために投入。しかし時間が短すぎた。

監督
片野坂知宏 6
後半の劣勢時にもう少し、早くテコ入れしても良かったが、アウェーで手堅く勝点1を手にしたのは及第点と言えるだろう。

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