【J1採点&寸評】仙台2-1G大阪|古巣相手に金正也と長沢駿が奮闘!宮本監督は流れを変えられず

仙台――金正也は2列目の飛び出しにも素早く対応

 [J1リーグ9節]仙台2-1G大阪/4月28日(日)/ユアスタ

【チーム採点・寸評】
仙台 6.5
圧倒的攻勢で17本のシュートをG大阪に浴びせた。今季公式戦で採用2試合目となる4−4−2のシステムで、守備から攻撃への流れを円滑化。もっと決めるチャンスはあったが、下位に低迷する中で逆転勝利したことの価値は大きい。

【仙台|採点・寸評】
GK
1 シュミット・ダニエル 6.5
16分にファン・ウィジョのシュートを阻止。守備陣との連係も良く、落ち着いていた。

DF
39 金正也 6.5
古巣相手に奮闘。相手FWはもちろん、2列目の選手の飛び出しにも素早く対応した。

33 常田克人 6
落ち着いて相手2トップを抑えたが、68分にミスからピンチを招いたのは反省点。

2 永戸勝也 6.5
左SBの位置からどんどん攻め上がり、左サイドを征圧。嬉しいJ1初ゴール。

MF
17 富田晋伍 6
果敢に相手に食らいつき、ボール奪取。ただし、足下の処理ミスで奪われる場面もあった。

8 松下佳貴 5.5(79分OUT)
気が効くプレーでボールを散らす。味方が近くにいても判断が遅れる場面を改善したい。

4 蜂須賀孝治 6
吉尾が空けたスペースを活用して攻め上がり、右サイドを崩す。守備も迫力があった。

仙台――途中出場の長沢が決勝弾!

14 石原崇兆 6
ボールを持った先のプレーが引っかかることもあったが、最後にアシストの大仕事。

FW
15 吉尾海夏 5.5(71分OUT)
相手が不用意に空けたスペースを逃さず走りこむ。だが結果を出せないうちに足を攣り交代。

9 ハモン・ロペス 6
キープ力を生かして相手DFを困らせる。自身のチャンスで決められればなお良かった。

19 ジャーメイン良 5.5(82分OUT)
鋭く相手ゴール前に迫り、チームを引っ張った。ただし自身の大チャンスは逃してしまった。

交代出場
MF
7 関口訓充 6(71分IN)
中に絞る動きで相手のスペースを広げた。絶妙なパスで決勝点にも関与した。

5 椎橋慧也 –(79分IN)
時間は短めだったが、スペースを埋める守備や縦パスで存在感を見せていた。

FW
MAN OF THE MATCH
38 長沢 駿 6.5(82分IN)
高さではなくポジショニングを活かし、古巣相手に劇的な逆転ゴール。短時間の出場だがMOM。

監督
渡邉 晋 6.5
苦境を脱するため4−4−2に変更し、流動的な攻撃と相手を追いこむ守備の良さを引き出す。

G大阪――ファインセーブで踏ん張った東口を評価

【チーム採点・寸評】
G大阪 5
アデミウソンとファン・ウィジョの2トップは相手の脅威となったものの、後方との選手との距離が離れすぎる場面が多く、攻撃が散発的。セットプレーからの先制点は見事だが、その後が続かず。守備も強度が低かった。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6.5
2失点はいずれもノーチャンス。むしろ数々の被決定機で踏ん張った好セーブのほうを評価。

DF
5 三浦弦太 5
クリアしきれぬ1失点目は仕方がなかったが、相手FWを逃がす場面が散見された。

14 米倉恒貴 5
石原崇にかき回され、後方の永戸にも攻めこまれ、と難しい守備の対応を余儀なくされた。

19 キム・ヨングォン 6
CKに合わせた先制点は見事。しかし守備面では相手FWの速さや強さに手を焼いていた。

22 オ・ジェソク 5.5
左サイドの連係を、相手の速いプレッシャーの前に寸断される場面が目立った。

MF
8 小野瀬康介 5.5(84分OUT)
なかなかFWのところまで効果的にボールを運べず。後半はやや持ち直したが。

10 倉田 秋 6(88分OUT)
競り合いでボールを奪い、素早く攻撃に切り替えた。自身の決定機は惜しくも決められず。

G大阪――ファン・ウィジョはひとりでシュート5本

15 今野泰幸 6
相手の猛烈な勢いを持った攻撃に対し、なんとか前を塞いで食い止めようとしていた。

21 矢島慎也 5.5
精度の高いセットプレーで先制点を演出。だが流れの中では相手の急所をなかなか突けず。

FW
9 アデミウソン 6(79分OUT)
敵陣深くでのキープなど個人能力の高さを見せたものの、周囲との連係を防がれた。

19 ファン・ウィジョ 6
ひとりで5本のシュートを放って仙台ゴールを襲った。しかし結果には結びつかず。

交代出場
MF
7 遠藤保仁 −(79分IN)
ベンチスタートで、切り札としてトップ下へ。しかしゴールにつながる仕事はできず。

6 田中達也 –(84分IN)
小野瀬に代わって右サイドの攻撃を託されたが、効果的な突破を見せることはできず。

FW
40 食野亮太郎 −(88分IN)
J3やルヴァンカップの勢いを持ち込みたいところだったが、押さえられシュートゼロ。

監督
宮本恒靖 5.5
苦しい状況に耐えセットプレーから先制したが、流れを変えられず逆転負けした。

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