G大阪藤春73日ぶり復帰「流れを崩さないように」

<YBCルヴァン杯:G大阪0-2長崎>◇プレーオフ第2戦◇26日◇パナスタ

ガンバ大阪が6年連続でベスト8進出を飾った。ホームでJ2V・ファーレン長崎に0-2の完敗で1勝1敗としたが、初戦に4-1で大勝しており2戦合計スコア4-3で突破した。4月に左鎖骨骨折の重傷で離脱した元日本代表DF藤春広輝(30)が後半開始から出場し、復活の扉を開いた。

G大阪には屈辱的な負け試合でも、藤春にとっては格別な時間となった。0-0の後半開始から投入された。4月14日のJ1浦和戦で左鎖骨骨折の重傷。23日のJ3鳥取戦で復帰を果たし、段階を経てトップチームに戻ってきた。「個人的には大きい。怖がって(対人を)よけた部分もあったが、ファウルをもらってからプレーに入ることができた」と話した。

左鎖骨骨折の重傷を負い、今も患部をつなぐプレートが入ったまま。横向きに寝ることはできず、痛みでとび起きることもあるという。「痛みは消えない。でもプレーには支障ない」。プレートとは今季オフまで付き合う。それでも復活への大きな1歩となった。

宮本監督も完敗の中で「収穫はハル(藤春)が45分間、戻ってこられたこと」と言った。藤春にとって次のステップはJ1リーグ戦。「(J1で5戦)負けていない流れを崩さないようにしたい」と前だけを見つめた。

リンク元

Share Button