「めっちゃ幸せ」食野亮太郎、スコットランド1部ハーツへの加入が正式に決定! 週末の試合にベンチ入りか

背番号は「77」に決定
現地時間8月30日、ガンバ大阪出身のFW食野亮太郎がスコットランド1部ハーツに加入することが正式に発表された。

今夏に下部組織時代から過ごしたG大阪からマンチェスター・シティへ完全移籍をした食野。今年1月に川崎フロンターレから同じくマンチェスター・Cへ加入した板倉滉と同様、イングランドでプレーするためのワークパーミットの取得が難しいと考えられ、当初は英国以外のチームにレンタル移籍することが有力視されていた(板倉はオランダのフローニンヘンに期限付き加入)。

だが、食野のテクニックやプレーに惚れ込んだハーツのクレイグ・レビン監督が強く獲得を希望し、シティはその要求に応じて特例での就労ビザ取得への手続きを進めた。そして無事にその認可が下りたことにより、スコットランドでのプレーが可能になったようだ。

8月16日の時点で認可が下りたことは報じられていたが、食野はその後、古巣G大阪への挨拶などを済ませるため、いったん日本に帰国。そして英国に戻り、メディカルチェックなどを経て、30日に正式発表となった。

加入にあたり、食野はクラブの公式インタビューを通じて、次のように意気込みを明かしている。

「(ハーツ加入は)めっちゃ幸せ。たくさんの人のサポートを受けて、ここに来ることができた。ハーツの人々の温かさを感じています。

ほかのヨーロッパのクラブを見せてもらう機会があったが、ハーツの試合はサポーターもクラブの雰囲気も最高だと感じた。スタッフや監督が僕を必要としてくれていることが分かったことも、ここに決めた理由です。得意なプレーはドリブルで、チームメイトのゴールをアシストしたり、自分でもゴールを決めたりして、チームの勝利に貢献したいです」

背番号は「77」に決定。具体的なローン期間は明らかにされていないが、「長期のレンタル加入」でシティと合意したと発表されている。すでに選手登録も済ませており、早ければ31日に予定されているホームのハミルトン戦でデビューする可能性もあるようだ。

食野は、同じくG大阪出身の堂安律(現PSV)らと同じ1998年生まれの21歳。現時点で世代別代表の経験はないが、新天地での活躍次第では、東京五輪代表で上田綺世、小川航基らを脅かす存在となる可能性を秘めている。そのためにも、まずはスコットランドで結果を残したいところだ。

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