横浜FM、悪魔の左足弾にマルコス&遠藤連発で連勝!G大阪は遠藤投入で盛り返すも6戦未勝利に

明治安田生命J1リーグ第25節が31日に行われ、横浜F・マリノスとガンバ大阪がニッパツ三ツ沢球技場で対戦した。

横浜FMは前節、名古屋グランパスに5-1で大勝。連敗を3でストップし、ACL圏の3位に浮上した。首位・FC東京との勝ち点差は10ポイントと、逆転優勝へ連勝を積み重ねたいところ。先発には、前節2発の遠藤渓太がベンチスタートに。代わりに今夏に加入したマテウスが2戦ぶりにスタメン入りした。また、2試合で3ゴールを記録しているマルコス・ジュニーオールはトップ下に入った。

一方のG大阪は直近6試合無敗中であるが、ここ5試合は連続ドローと勝ち切れない状況。降格圏との勝ち点差はわずか5と下位がちらつき始めている。今節はパトリックが控えにまわり、アデミウソンと宇佐美貴史が2トップを組んだ。また、直近2試合で先発を外れていた矢島慎也が3試合ぶりのメンバー入りを果たした。ここまでJ1通算622試合に出場し、元日本代表GK楢崎正剛氏が持つ最多631試合までは残り「9」となった遠藤保仁は、ベンチスタートとなった。

序盤からポゼッションを強める横浜FMに対して、G大阪は2トップにシンプルなボールを送って好機をうかがう。横浜FMは6分、左サイドでパスを受けたM・ジュニオールが、PA手前まで持ち込んで右足を振り抜く。しかし、これはわずかに枠の左へ外れてしまう。

一方のG大阪は31分、宇佐美の横パスを受けた左サイドの福田湧矢が、PA手前から右足でシュートを放つも、左ポストに嫌われゴールならず。G大阪はビッグチャンスを逃す形となった。

スコアレスで試合が推移するなか、39分に三ツ沢に歓喜が訪れる。ここまで攻めあぐねていた横浜FMだったが、右サイドから扇原貴宏のラストパスを受けたティーラトンがペナルティアークから強烈なシュートを放つ。これにGK東口順昭は反応できず。悪魔の左足がネットに突き刺さり、横浜FMが先制点を奪取した。

先制した横浜FMだったが、直後にマテウスが負傷してしまいプレー続行不可能に。遠藤渓との交代を余儀なくされた。前半はそのまま終了。横浜FMが1点をリードして45分を終えた。

後半に入っても横浜FMペースは変わらず。53分、後方からのパスに反応した仲川がPA内で粘って中のM・ジュニオールへ。受けたM・ジュニオールはトラップして落ち着いてゴールに流し込み、横浜FMが追加点を奪った。

2点ビハインドとなったG大阪は58分に2枚替えを行う。矢島からパトリック、倉田から遠藤にチェンジ。布陣を3-3-2-2から4-4-2への変更を施した。すると67分、遠藤のパスを受けた小野瀬康介がドリブルでPA内に進入。シュートを決めて1点を返した。

この1点で盛り返したG大阪は73分、フリーとなっていたパトリックがPA左へ進入してシュートに持ち込む。しかし、この一撃は右ポストに直撃。ゴールとはならなかった。

さらにG大阪は76分、右サイドのクロスにパトリックが頭で合わせてネットを揺らすが、オフサイドの判定に。貴重な同点機会を逃した。

流れはG大阪に傾きかけていたが78分、横浜FMがリードを広げる。仲川の左足シュートが左ポストに直撃するも、こぼれ球を仲川が拾い、左サイドの遠藤へ。受けた遠藤が右足でゴールに流し込み、横浜FMが大きな3点目を獲得した。

G大阪は終盤、宇佐美に代えて渡邉千真を投入したが、スペースを突いてダメ押しの4点目を狙う横浜FMに苦戦。反撃も及ばずタイムアップ。試合はホームの横浜FMが3-1でG大阪を下し、2連勝をマーク。9月1日に試合を行う2位・鹿島にプレッシャーをかけている。対するG大阪は7試合ぶりの黒星ではあるものの、6試合勝利がない状況となった。

■試合結果
横浜F・マリノス 3-1 ガンバ大阪

■得点者
横浜FM:ティーラトン(39分)マルコス・ジュニオール(53分)遠藤渓太(78分)
G大阪:小野瀬康介(67分)

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