【G大阪】「シュートを打つだけでは…」遠藤保仁が分析する大阪ダービーで露見した山積みの課題

J1リーグも残り7試合。G大阪は早急な立て直しが求められる
[J1リーグ27節]C大阪3-1G大阪/9月28日/ヤンマースタジアム長居

前節の鳥栖戦に7試合ぶりの勝利を収めたG大阪は、勢いそのままに “大阪ダービー”で2連勝を飾りたかった。しかし、終わってみれば結果は1-3。C大阪を相手にリーグ戦では2012年の2節以来、約7年半ぶりの黒星となった。

G大阪は序盤からしっかりとボールを保持し、ゲームのリズムを握っていた。しかし、守備での油断が命取りとなり、早々に2失点。宮本恒靖監督は、立ち上がりから少し前がかりになりすぎていたと試合を振り返る。

「我々が良い形でスタートした試合で十数分たらずで0-2にされてしまうところ、しかも少ないチャンスでというところは、今季の試合を勝ち切れないところにつながっている。何か少しこちらもこの試合に勝ちにいく中で前がかりになったのかもしれないです」

3失点はすべてクロスからだった。ゴール前に走り込む相手に対してマークが甘く、簡単に得点を許した。ボランチで、攻撃の潤滑油となっていた遠藤保仁も、「クロスの対応とセットプレー。そこの失点を減らしていかなければいけない」と課題を口にした。

また、オフェンスに関しても修正すべき問題が山積みだ。C大阪のシュート数が10本だったのに対し、終始ボールを握る時間が多かったG大阪は12本のシュートを放った。それでも、押し込んだ時間帯で得点を挙げられず、むしろ後半相手に3点目を許してしまった。

「単純にボールを持って、シュートを打つだけでは点は入らない。ワンツーっていう選択肢なり、ひとりでドリブルで仕掛けるなりが、引いた相手に対しては必要なのかなと思います」

先に得点し、余裕を持って守りを固めるC大阪に対して、さらに攻撃のレパートリーを増やして戦わなければならなかったと遠藤は分析する。

今季のJ1リーグも残り7試合となり、終盤戦に差し掛かる。現在15位のG大阪と16位の鳥栖の勝点差はわずか3。降格圏もすぐ背後に迫るなかで早急な立て直しが求められる。

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