ルヴァン杯ニューヒーロー賞は中村敬斗に決定!「海外移籍をしたので…」

Jリーグは23日、元ガンバ大阪で現在はオランダのトゥエンテに所属する中村敬斗が、2019年のJリーグYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞に決定したことを発表した。

当該シーズンの12月31日において満年齢21歳以下の選手が対象となるニューヒーロー賞は、ルヴァンカップのグループステージから準決勝までの各試合会場における報道関係者の投票をもとに、Jリーグチェアマンを含む選考委員会において選出するもの。

2019年は元G大阪の19歳・中村が受賞した。18年にG大阪に加入した中村は、トップチームで公式戦13試合・6ゴールを記録。その活躍が認められ、7月にオランダ1部のトゥエンテへ期限付き移籍することが決定した。

Jリーグは中村を同賞に選出した経緯について「グループステージで4試合2得点、プレーオフステージで1試合1得点、合計5試合3得点を記録した。特に、グループステージ終盤、プレーオフステージで得点を決め、次のステージに進む決め手となる活躍を見せた」と記し、のちのU-20W杯や海外移籍へつながった点についても評価した。

「シーズン前半から中盤にかけてガンバ大阪での活躍が認められてFIFA U-20ワールドカップポーランド2019の日本代表に選出され、全4試合に出場。その後もチームの主力としてスタメンに定着した。シーズン半ばの7月にはオランダ1部リーグのFCトゥウェンテに移籍し、移籍後デビュー戦でいきなりゴールを決め、ヨーロッパの舞台でその名をとどろかせた」

そのうえで「ルヴァンカップの出場はプレーオフステージまでだったが、プライムステージ出場選手の投票数を凌駕する多くのメディア投票を獲得。プライムステージも出場を続けた場合は、さらに多くのメディア投票を獲得する活躍を見せたと考えられる」とし、「ルヴァンカップで活躍し、ヨーロッパの舞台にステップアップするというニューヒーロー賞にふさわしい活躍、そして成長を遂げたことが評価され、今年度のニューヒーロー賞受賞となった」と選出理由について記している。

受賞にあたり中村は「この度、伝統あるJリーグYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞を受賞でき、大変嬉しく思います。ニューヒーロー賞は狙っていましたが、海外移籍をしたので自分が受賞するとは思っていなかったです。それだけに、選出の知らせを聞いた時は嬉しさとともに驚きもありました。このような賞を受賞できたのは、ガンバ大阪のチームメイト、監督を始めスタッフの皆さま、ファン・サポーターの皆さまのおかげです。心から感謝します。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べている。

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