西川&若月2トップで3ゴール!! U-17日本代表、W杯初戦で“欧州王者”粉砕

[10.27 U-17W杯GL第1節 日本3-0オランダ]

U-17ワールドカップがブラジルで開幕し、U-17日本代表は28日(現地時間27日)、グループリーグ初戦でU-17オランダ代表と対戦し、3-0で完勝した。FW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)のアシストからFW若月大和(桐生一高/湘南内定)が2ゴール。後半34分には西川がPKを沈め、2トップで3ゴール。優勝候補の一角を粉砕し、堂々の白星スタートを切った。

アジア王者の日本は4-4-2のフォーメーションでGKは鈴木彩艶(浦和ユース)。4バックは右からDF畑大雅(市立船橋高)、DF鈴木海音(磐田U-18)、DF半田陸(山形ユース)、DF中野伸哉(鳥栖U-18)。ダブルボランチはMF藤田譲瑠チマ(東京Vユース)とMF田中聡(湘南U-18)。右にMF成岡輝瑠(清水ユース)、左にMF三戸舜介(JFAアカデミー福島U18)。2トップは若月と西川がコンビを組んだ。

序盤こそバタついた日本だったが、守備からリズムを作り、ペースをつかんだ。成岡が鋭い仕掛けで相手を剥がし、チャンスを創出する。21分には成岡がDFラインの裏に浮き球パスを入れ、若月がスピードを生かした突破で抜け出すと、PA右ゴールライン際からマイナス方向にクロス。西川がフリーで合わせたが、惜しくもゴール右に外れた。

日本は前半23分、中野のアーリークロスを受けた西川が守備網の間をドリブルで運ぶと、前に飛び出したGKカルバン・ラツィーに止められたが、PKは与えられなかった。前半31分には鈴木彩艶のスローイングから三戸、若月とつなぎ、成岡が右45度から狙ったが、シュートはクロスバーを越えた。

立て続けにチャンスを創出し、日本はこの時間帯に均衡を破る。前半36分、藤田の縦パスを受けた西川が前を向き、持ち出して斜めにスルーパス。エリア内に抜け出した若月がワンタッチで相手DFの前に出ると、PA内右角度のない位置から右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。2トップ完結のゴールで日本が先制に成功した。

後半はオランダが交代枠を使って反撃に出たが、日本が冷静に跳ね返し、カウンターアタックからゴールに迫る。迎えた後半24分、西川が絶妙なスルーパスを通すと、抜け出した若月が前を向き、右足でゴール左隅に流し込んだ。またも2トップのホットラインで追加点を陥れ、2-0に突き放した。

後半31分にはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入を経て、若月のパスが当たったDFジェナイロ・ダニエルズがハンドをとられ、日本がPKのチャンスを獲得。キッカーの西川は左足で冷静にGKの逆を突き、3-0と勝利を決定付けた。

終盤は交代カードを切り、後半35分にMF田村蒼生(柏U-18)とFW唐山翔自(G大阪ユース)、後半40分にMF中野桂太(京都U-18)を投入し、タイムアップを迎えた。日本は3-0で欧州王者を蹴散らし、最高のスタートを切った。

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