【U―22】川口能活コーチの指導法は? GK谷「準備、予測がすごい」

U―22日本代表は15日、初めて東京五輪世代のベストメンバーがそろうU―22コロンビア代表戦(17日・エディオンスタジアム広島)に向け、広島市内でトレーニングを行った。前日にはJ1広島と練習試合を行い、0―1と敗戦。この日は練習試合の出場が少なかったメンバーを中心に、約2時間にわたって調整した。

今回のコロンビア戦に向け、GKは大迫敬介(20)=広島=、GK谷晃生(19)=G大阪=のふたりが召集され、川口能活GKコーチ(44)の指導を受ける。大迫は「あこがれていた選手と同じ環境にいる。僕よりはるかに経験している選手。それを盗みながら、成長したい」と語り、日本代表でGKとしては歴代最多の116試合に出場した川口コーチから、多くを吸収しようと練習に取り組んでいる。

昨季まで現役としてプレーした川口コーチの指導を、谷は「僕も多くのコーチから指導を受けてきたわけではないので、一概には言えないですけど、近距離からのシュートが多い気がします。川口さん自身もあの身長(180センチ)で代表で闘い続けてきた選手。準備、予測へのこだわりはすごいと思います」と語る。加えてGKの前に複数のボールを置き、そこに強いシュートを放つことでリフレクションするボールに反応するという練習など、予測できない事態に対処する練習も多いという。

大迫は「細かいステッピング」、谷は「クロスへの準備を速く」と具体的なアドバイスも受け、今合宿中も成長しようと必死。将来性豊かなふたりが、かつて96年のアトランタ五輪でブラジル代表を破った“マイアミの奇跡”の立役者となったレジェンドの指導を受け、東京五輪を目指す。

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