G大阪 トゥールーズ昌子源が完全移籍も 昌子側から打診 強化部長「接触している」

J1G大阪にフランス1部トゥールーズの元日本代表DF昌子源(27)が完全移籍で加入する可能性が31日、浮上した。

G大阪がキャンプを行っている沖縄県中城村で取材に応じた松波正信強化部長(45)は正式オファーには至っていないとした上で、昌子側から打診があったことを認め「接触はしています」と明かした。条件面の提示など下交渉も行っており、今後正式オファーに発展する可能性もある。

G大阪ジュニアユース出身の昌子は昨年1月、鹿島から22年6月末までの3年半契約でトゥールーズに加入。途中入団ながら定位置を獲得し、18試合にフル出場した。たが、今季は足首などの度重なる負傷に悩まされ、リーグ戦では昨年9月25日のアンジェ戦1試合(45分間)の出場にとどまっていた。昨年12月には治療のため日本に一時帰国することがクラブから公式発表されていた。昌子はトゥールーズとの契約を2年半残すため獲得には違約金が発生する。

G大阪は昨季リーグ戦7位など4年連続の無冠に終わった。宮本恒靖監督(42)は3バックを基本布陣とするため、センターバック(CB)には一定の人数が必要となる。松波強化部長はCB補強が「最優先ではない」としながらも、「金英権も代表(活動)で抜かれるし、(三浦)弦太も夏に(欧州から)オファーがあるかもしれないので、クラブとしては考えておかなければいけない」と、主力流出に備えたリスク管理に言及した。

Jリーグの第1登録期間(ウインドー)は3月27日まであるため、昌子側との交渉期限は設けていないという。18年W杯ロシア大会で日本代表の最終ラインを支えたCBの獲得に成功すれば、5年ぶりのタイトル獲得へ大きな補強となる。

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