あの選手は今? Jリーグ得点王、ずんぐりFW…“ブラジル人元Jリーガー3人”を海外特集

G大阪で活躍したマグノ・アウベスは44歳の現在もブラジル4部で現役としてプレー
世界中に最も多くのサッカー選手を輩出する国として知られるブラジル。そのなかでも名声を得られるのはごく一部の選手だが、「ヤフースポーツ」ブラジル版は「名声を得たあの18人の選手はいずこへ」と題して、以前に活躍して高名となった18人の選手の現在を追っている。そのなかには、ガンバ大阪時代にJリーグ得点王を獲得したFWマグノ・アウベスら、3人の元Jリーガーの名前も挙げられている。

「ヤフースポーツ」ブラジル版は、ブラジル国内で重要なタイトルなどを手にした経験がある18人の選手の現在についてレポート。そのメンバーにはブラジル代表に招集された経験を持つ選手なども名を連ねるなか、日本人にとって馴染みのある名前も見受けられた。

1人は、2004年に全北現代から大分トリニータに移籍してきた元ブラジル代表FWマグノ・アウベスだ。マグノ・アウベスはフルミネンセで活躍し、2001年にはブラジル代表に招集。同年に日韓で開催されたコンフェデレーションズカップに出場した経歴を持つ。

その後、2003年に韓国へ渡り2004年に大分入り。G大阪へ移籍した2006年にはJリーグ得点王に輝き、翌年にはヤマザキナビスコカップ(現・YBCルヴァンカップ)を手にしている。しかし、その年の11月にサウジアラビアのアル・イテハドと契約し、G大阪から解雇を言い渡され日本を去った。現在44歳となったマグノ・アウベスは約1年間の空白期間を経て、今年1月にブラジル4部のアトレチコ・デ・アラゴイニャスと契約。すでに4試合に出場し1得点を挙げている。

柏でプレーしたMFアラウージョ、札幌解雇のFWノナトの現在は…
2007年にブラジルのアトレチコ・ミネイロから柏レイソルにレンタルされて来日した、MFマルシオ・アラウージョの名前も挙げられていた。

技巧派ボランチとして期待されたアラウージョはその攻撃性を買われ柏に入団したが、カップ戦も含めわずか9試合にしか出場できずシーズン終了を前にブラジルへの帰国が決定。しかし、帰国後のアラウージョは名門のパルメイラスやフラメンゴで100試合以上の出場経験を持ち、長年にわたって活躍してきた。そして、35歳となった今年2月にシャペコエンセからブラジル2部セントロ・スポルティーボ・アラゴアーノへ移籍した。

そして、最後の元Jリーガーが2008年にコンサドーレ札幌に所属し、特徴的な体格で話題を集めたFWノナトだ。

バイーアのクラブ史上7番目の得点記録を持つ彼は、2004年に韓国の大邱FCで13得点を挙げ得点ランキング2位となったストライカー。その得点力を期待されJ1に復帰したばかりの札幌に入団したが、出場わずか2試合でゴールを奪えないまま解雇された。ブラジル帰国後も様々なクラブを渡り歩き、40歳となった現在はバイーア州リーグのECPPヴィトリア・ダ・コンキスタに所属している。

ブラジルから多くの助っ人が日本にやって来ているが、現役にこだわり、カテゴリーを選ばずにプレーし続けている選手も少なくない。さすがはサッカー王国ブラジルといったところだろう。

リンク元

Share Button