【J1 2nd第9節】ACL出場組の明暗分かれる。G大阪は倉田の今季初得点で湘南撃破 フットボールチャンネル 8月30日(日)20時55分配信

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響で日程の変更があった明治安田生命J1リーグ2ndステージ第9節の2試合が30日に行われた。

開始9分、スローインのボールを受けたパトリックがアンドレ・バイアに競り勝ってゴールへ突進し、中央でフリーになっていた倉田へラストパス。日本代表も経験したMFはGK秋元陽太の股間を抜くシュートで今季初ゴールを挙げた。

前半はG大阪の1点リードで終えると、後半は両チームのGKが好セーブで魅せる。他の選手たちも身体を張った勝負を展開し、なかなかスコアは動かない。 80分過ぎには日本代表招集を受けた遠藤航が相手ペナルティエリア内まで攻め上がってシュートを放つが、GK東口のセーブに阻まれた。

最後はG大阪が最終ラインに金正也を投入して逃げ切り態勢に。湘南は攻め急ぐが、前節川崎フロンターレ戦と違いゴールが遠かった。上位陣に離されたくない両チームの対戦は1-0でホームのG大阪がものにしている。

広州恒大に完膚なきまで叩きのめされた柏レイソルは、嫌な記憶を振り払うべくヴァンフォーレ甲府を迎え撃つ。

序盤は甲府に多くのチャンスを作られたが、試合を動かしたのは好調のクリスティアーノだった。27分、エデルソンのクロスに頭で飛び込み柏に先制ゴールをもたらす。

さらに42分、再び右サイドを崩すと、クリスティアーノのグラウンダーのクロスを工藤が押し込み、柏の2点リードで前半を終える。

だが甲府も負けていない。後半開始直後の48分に阿部拓馬が今季5得点目となるお手本のような美しいボレーシュートを沈めて1点差に迫る。

リーグ戦無失点を続けていた柏の守備陣だが、甲府の粘りに苦しめられる。71分、甲府は左サイドからクロスを上げると、ゴール前の選手が頭で1人、2人とつなぎ、最後は伊東純也がヘディングシュートを放つ。

これはポストに当たって跳ね返ったが、ゴールライン近くで処理しようとした菅野孝憲がまさかのキャッチミス。こぼれたボールはゴールネットに吸い込まれ た。その後が勢いを増した甲府がサイドを使ったシンプルな展開で攻める時間が長くなるも、得点に至らず。2-2で両チームにとって痛いドローとなった。

今節の残り1試合、松本山雅FC対モンテディオ山形は天皇杯1回戦出場のため、来月23日に行われる。

これまでに行われた2ndステージ第9節8試合の結果は以下の通り。

(29日開催分)
清水 1-1 FC東京
横浜FM 4-0 浦和
仙台 0-1 新潟
川崎F 1-3 鹿島
神戸 7-1 鳥栖
広島 5-2 名古屋
(30日開催分)
柏 2-2 甲府
G大阪 1-0 湘南

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