“点”に見放された…G大阪・宇佐美、左サイドの壁「越えれば成長」 サンケイスポーツ 8月31日(月)7時0分配信

明治安田J1第2ステージ第9節第2日(30日、万博記念競技場ほか)G大阪は湘南に1-0で勝利し、第2ステージ初の2連勝で勝ち点15の5位に上がっ た。日本代表FW宇佐美貴史(23)は不発に終わり、1カ月以上ノーゴール。31日からロシアW杯アジア2次予選に向けた日本代表合宿が始まるが、危機感 がつのる一戦となった。3位の柏は2-2で甲府と引き分けた。

公式戦3試合連続完封と波に乗るチームとは裏腹に、エースは長いトンネルから抜け出せなかった。宇佐美は無得点で試合終了。1カ月以上もノーゴールのまま日本代表合宿に突入することになった。

「もっと点が取れたと思うし、悔しさが残る試合だった。焦っても仕方がない。根気強くやるしかない。試行錯誤しながらやっていけば、また取れるようになると思う」

この日も左MFで先発。前半9分にMF倉田のゴールで先制して優位に進める中で、自身もゴールに迫った。前半34分にはFWパトリックとのワン・ツーか ら右足でシュートを放つも、GKがセーブ。後半31分からは1トップに立ったが、最後までネットを揺らすことはできなかった。夫人の蘭さん(23)が妊娠 発表後初めて観戦に訪れたが不発。相手DF遠藤とのプラチナ世代同士の直接対決も、結果を残しての完勝とはいかなかった。

これで7月25日の神戸戦以降、クラブで5試合、東アジア杯で3試合と、出場8戦で無得点。「FWなら点を取るのは当然。そうじゃないポジションでどう 取るか。結果が出ていないということは、突きつめられてないということ」と左サイドでの壁にぶち当たっていることを認めた。

日本代表でポジションを争うFW武藤(マインツ)は移籍後初ゴールを含む2得点をあげて帰国。この同学年のライバルと比べ、現状でどちらが好調かは言わずもがなの結果となってしまった。

「高いハードルに挑戦していると思うし、越えれば爆発的に成長できると信じている」

同世代を引っ張ってきた宇佐美だが、ハリル・ジャパンをけん引する日本の主軸に成長するためには、大きな壁を越えなければならない。

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