最短5・7練習再開も多難…選手ら精神的行き詰まり

ガンバ大阪とセレッソ大阪のチーム活動が休止されて、28日でちょうど1カ月がたった。Jリーグの公式戦が中断されて2カ月以上が過ぎ、選手はいまだ自宅待機が続いている。

オンラインや個別メニューによる創意工夫の練習を続ける選手だが、精神的にも行き詰まってきたという。ある選手は「自宅などの敷地内でボールを蹴る程度しかできていない」と不安を口にする。

現時点で大阪勢の最短での練習再開は、どちらも5月7日を想定し、準備を進めている。

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の期限は、現時点で同6日まで。あくまで宣言が解除された場合の準備だが、解かれない場合は、7日の練習再開は断念する方向だ。

仮に練習を7日から再開する場合でも、両クラブともに少人数制でスタートする計画を立てている。いわゆるチームの全体練習ではなく、分散練習になる。自主トレに近いイメージだろう。

北海道コンサドーレ札幌が既に導入しているように、例えば5人組で行い、同僚との接触を最大限避けるようにする。関係者は「この少人数制の規模を徐々に増やしながら、最終的にチームの全体練習となるのは数週間から1カ月後になるのでは」と予想する。

最短で練習を再開したとしても、実戦的な練習はまだ先になる。その先に公式戦再開があるため、選手にとっては想像を絶する道のりが続く。

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