Jリーグ地域別開催案に釜本邦茂氏が異論「選手のプライド傷つける」

新型コロナウイルス禍で2月下旬から中断しているJリーグ。緊急事態宣言の解除を受け、29日のJリーグ臨時実行委員会で<7月最初の週末にJ1、J2の再開とJ3の開幕がアナウンスされる>といわれている。

そこでJは現在<移動による感染リスクを抑えるための方策>を検討しているともっぱら。

具体的には、J1リーグ18チームを<札幌・仙台・鹿島・浦和・柏・FC東京><川崎・横浜M・横浜FC・湘南・清水・名古屋><ガンバ大阪・セレッソ大阪・神戸・広島・鳥栖・大分>に分け、当面は「3つのブロック内での対戦にする」というもの。

すでにJ村井チェアマンは「(再開後は)なるべく隣接する地域のマッチメークを多くしたい」と明言。県またぎの移動を避けて選手やスタッフの感染・拡大を避けると同時に、「開催地区住民の“他府県から人がやって来ることへの不安”を取り除くためにも、再開後2カ月をメドにブロック内での試合を開催するとして4月にはJ内部で想定作業が始まっていた」(放送関係者)。

だが日本サッカーのレジェンドが「反対です」と言う。

「プロのサッカー選手にふさわしいステージを用意するのがJリーグの務め。ブロックごとの対戦だったり、無観客試合だったり、個人的にはプロのサッカー選手の矜持を傷付けるだけでは、と思います。移動の際には新幹線の車両を貸し切ったり、宿泊の際にはホテルのワンフロアを貸し切るなど手だてはあると思われます」(メキシコ五輪得点王・釜本邦茂氏)

さてJリーグに<聞く耳>はあるか?

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