中村敬斗の扱いが腑に落ちない…現地記者、監督の振る舞いに疑問「あの行為はばかげていた」

最後の先発出場で…

レンタルの打ち切りが濃厚と報じられるトゥエンテのU-20日本代表FW中村敬斗だが、地元紙『TC Tubantia』の記者はクラブの同選手の扱い方に疑問符を投げかけた。

現在19歳の中村は昨夏に2年半の期限付きでガンバ大阪からトゥエンテに加入。開幕節PSV戦でいきなりスーパーゴールを決め好スタートを切ると、前半戦は6ゴールでの成績で折り返す。だが、今年に入ってからはトップチームの出場機会が激減するに加えて2軍落ちも経験するなど苦境に立たされていた。

そして、エールディビジの今シーズンの打ち切りが決定する前にクラブから唯一帰国が許可されていた中村は先日、クラブ側、選手側双方合意の上で早期のレンタル契約解消される見通しとの報道が浮上。『TC Tubantia』のレオン・テン・フォールデ記者はこれらに関して腑に落ちないようだ。

「彼は正に(元テクニカルディレクター)テッド・ファン・レーウィンの愛弟子のような存在だった。連れて来たときは興奮していた。ほかの数クラブが狙っていた中、彼が獲得に成功したんだからね。だが、ガルシアにあんな扱い方を許してしまったんだ。理解できないね」

テン・フォールデ氏が挙げるレンタル打ち切りにつながった決定打は、昨年12月に行われたエールディビジ第17節のフィテッセ戦。相手側の一員として本田圭佑も出場したこの一戦だが、ゴンサロ・ガルシア監督は中村を先発起用しながらハーフタイム前に交代を言い渡した。

「(サッカー)カルチャーを良く知るのなら、満員のスタジアム、ハーフタイム3分前に選手を交代してはいけないことも分かっているはずだ。2枚目のイエローをもらう寸前だったのなら別だが、あの行為はばかげていた。あれからこの若者は立ち直ることができなかったんだ」

中村はその試合を最後にスタメンに名を連ねることがなく、シーズン中断までのリーグ戦9試合のうち4試合での終盤の途中出場にとどまっていた。なお4月末に同選手の獲得を担当したファン・レーウィンTDが今シーズンいっぱいで退団するたことが発表されている。

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