【横浜C】五輪世代FW一美和成、豪快な一撃はストライカーの風格「思い切り足を振りました」

◆明治安田生命J1リーグ第4節 横浜C1―1仙台(12日・ニッパツ三ツ沢球技場)

横浜Cは東京五輪世代のFW一美和成(22)が今季2ゴール目を挙げ、仙台と1―1で引き分けた。

ストライカーの風格漂う豪快な一撃を沈めた。前半38分、横浜CのFW一美は屈強なフィジカルを生かし、背後からのロングボールをゴール前で胸におさめて瞬時に前を向いた。難しい体勢から腰をひねり、左足を強振。強烈なシュートがネットを揺らした。鹿島FW上田綺世、磐田FW小川航基らの影に隠れてきた東京五輪世代の1トップ候補は今季2得点目に「思い切り足を振りました」と汗を拭った。

16年に日本代表MF堂安律(22)=PSV=と同期入団でG大阪に加入。J3のG大阪U―23を主戦場としたが自慢のフィジカルが通用せず、十分な出場機会が得られなかった。当時U―23を率いていた宮本恒靖監督、山口智コーチから「DFが嫌がるプレー」を仕込まれ、フィジカルを生かせるプレーを身につけた。昨季は期限付き移籍で加入したJ2京都で17得点と才能が開花。今季からJ1に舞台を移し、主力として横浜Cを支える。

チームは後半に追いつかれてドロー。J1でクラブ史上初の連勝を逃した。一美は「もっと点を取れる場面もあった。チームが勝てるゴールを決められるようにしたい」とさらなる成長を誓った。

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