【J1採点&寸評】神戸0-2G大阪|小野&宇佐美の得点者と同等に、無失点に抑えた守備ブロックを高評価!

神戸――2月のACL以来、トーマス・フェルマーレンが先発復帰

[J1・7節]神戸0-2G大阪/7月26日/ノエスタ

【チーム採点・寸評】
神戸 6
前後半を通して何度も決定機を作った。だが、GK東口の好セーブもあってG大阪の守備を崩しきれず。ドウグラスはシュート1本のみと寂しい結果に。

【神戸|採点・寸評】
GK
18 飯倉大樹 6
前半20分頃は足もとの技術を生かしてビルドアップで貢献。61分には小野に、85分には宇佐美にゴールを許してしまった。

DF
44 藤谷 壮 5.5
4節の大分戦以来のスタメン。16分のドウグラスへのピンポイントクロスなど存在感は示したが、失点シーンでは小野のマークを外した。

25 大﨑玲央 6
試合全体を通して渡邉や宇佐美を抑えた印象。CBとして2失点は悔しいが、大きな判断ミスはなかった。

4 トーマス・フェルマーレン 6
2月のACL以来となる公式戦出場。試合勘が心配されたが経験でカバーした。だが、失点シーンでは宇佐美につり出された。

24 酒井高徳 6.5
佐々木のパスで抜け出し、中央の古橋に鋭いパスを入れるなど好機を演出。再開後の全試合でフル出場にもかかわらずこの動きは見事。

MF
5 山口 蛍 6
守備では佐々木のカバーなどバランサーとして質の高いプレーを見せ続けた。だが、攻撃面ではもう少し高い位置で絡みたかった。

8 アンドレス・イニエスタ 6.5
古橋、小川、藤谷らへの一撃必殺スルーパスで会場を沸かせた。自らも積極的にシュートを放ち、個人としての質は高かった。

38 佐々木大樹 6(66分OUT)
今季初スタメン。アンカーの位置で小野や井手口にうまく対応した。だが、小野の得点の場面ではアシストの高尾への寄せが甘かった。

神戸――ドウグラスはシュート1本に抑えられ途中交代に

FW
13 小川慶治朗 6
相手DFへの鋭い抜け出しなど相手が嫌がるプレーを続けた。83分にはイニエスタのスルーパスから好機も作ったが味方と合わず。

49 ドウグラス 5.5(71分OUT)
あまりボールに絡めず、全体的に三浦に抑えられた印象。シュートは16分に藤谷のクロスに反応した1本のみ。

11 古橋亨梧 6.5
39分の鋭い切り返しからのコースを突くシュートは東口に阻止された。76分にも決定機を決めきれず。動きの良さは光るも1点が遠かった。

交代出場
MF
27 郷家友太 6(66分IN)
佐々木と交代で入り、インサイドハーフに。バイタルエリアから一気にエリア内へ侵入する迫力あるプレーで存在感を示した。

FW
21 田中順也 6(71分IN)
ドウグラスと交代。下りてパスを受けながら攻撃に変化をつけた。72分には絶妙なトラップで三浦を交わし、惜しいシュートもあった。

監督
トルステン・フィンク 6
最終的に無得点で終わったものの、多くのチャンスは作れた。後半は郷家と田中を投入して流れを引き寄せるなど策士の顔をのぞかせた。

G大阪――シュート12本を浴びるもGK東口が再三阻止

【チーム採点・寸評】
G大阪 7
内容的に満点とは言えないが、全員で神戸の攻撃を封じて粘り勝ち。小野と宇佐美がしっかり決定機をものにするなど勝負強さが光った。

【G大阪|採点・寸評】
MAN OF THE MATCH
GK
1 東口順昭 6.5
古橋の決定機を再三阻止。シュート12本も浴びて無失点は見事。小野、宇佐美の得点も彼の好セーブ無しでは語れない。文句なしのMOM。

DF
5 三浦弦太 6.5
ドウグラスをほぼ完璧に抑えた印象。身体を張ったシュートブロックでも貢献し、また両サイドの高尾、キム・ヨングォンのカバーリングも光った。

19 キム・ヨングォン 6
イニエスタに小川や藤谷へスルーパスを通される場面も。だが、最終的には無失点。前半のCKからのヘディングシュートは惜しかった。

27 高尾 瑠 6.5(75分OUT)
古橋に対処しながら豊富な運動量で攻撃にも参加。61分には相手DFのエアポケットを突く縦パスで小野の移籍後初ゴールをお膳立て。

4 藤春廣輝 6(84分OUT)
序盤は藤谷や小川に手を焼く時間帯もあったが、徐々に本来のオフェンシブな特長を発揮。宇佐美の得点につながるセカンドボールの回収も。

MF
14 福田湧矢 6(87分OUT)
酒井との激しいマッチアップを展開。相手陣内深くに攻め込んだかと思えば、5バックの一角に戻るなど攻守での貢献度が高かった。

21 矢島慎也 6
決定的な仕事をしたわけではないが、中盤の扇の要としてうまくゲームをまとめた。42分頃の強烈ミドルは惜しかった。

15 井手口陽介 6.5
イニエスタへの粘りある守備が光った。宇佐美の得点シーンでは、気の利いたワンタッチパスで好機を演出。苦しい時間帯でのあのプレーは評価大。

G大阪――宇佐美が苦しい時間帯にスーパーゴール

MF
11 小野裕二 6.5(62分OUT)
宇佐美との息のあったプレーで攻撃をけん引。後半は運動量が落ちたものの、値千金の先制ゴールで勝利をたぐり寄せた。

FW
33 宇佐美貴史 6.5(87分OUT)
精度の高いプレースキックやカットインシュートなど攻撃をクリエイト。苦しい時間帯だった86分のスーパーゴールはさすが神戸キラー。

39 渡邉千真 6(87分OUT)
身体を張ったポストプレーや相手DFを引きつけてスペースを作る動きなど、前線を活性化させた。ただ、シュート0本は残念。

交代出場
MF
10 倉田 秋 6(62分IN)
小野と交代。主に左サイドを活性化させ、宇佐美の得点シーンではパス回しにも絡むなど限られた時間の中でチームに貢献した。

MF
36 松田 陸 6(75分IN)
高尾と交代。J1デビュー戦はファーストプレーでイニエスタを潰しイエローカード。緊張か度胸かは不明も器の大きさを感じた。

MF
24 黒川圭介 ―(87分IN)
出場時間3分のため評価無し。同じく交代で入った山本らと絶妙なパス回しで勝利へのカウントダウンに貢献。

MF
29 山本悠樹 ―(87分IN)
福田と交代でピッチへ。出場時間3分と短いため評価は無し。右サイドでの巧みなパス回しで時間稼ぎに貢献。

FW
18 パトリック ―(87分IN)
出場時間が少ないため評価無し。その限られた時間の中で、ロングボールをうまく処理して決定機を作るなど潜在能力の高さは示した。

監督
宮本恒靖 7
好調の原動力である組織的な守備を築いた手腕はさすが。守備の安定をベースにG大阪らしい連動した攻撃で2得点。見事な采配だ。

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