【ガンバ大阪】上位追撃に向けて不可欠な勝ち点3。昇格組の横浜FCにガンバの力を見せつける

首位川崎との直接対決に敗れ、5連勝を逃したガンバだが指揮官と選手は積み上げて来た足取りに確かな手応えを感じ始めている、
グループステージで敗退が決まったもののルヴァンカップの大分戦では昌子がガンバデビューを飾り、パトリックが今季初ゴール。「雰囲気はいい」とチームを束ねる指揮官が言えば、藤春も「川崎戦は首位相手に負けたけどそこまでやられた感じもないし、チーム状態はいい」と連戦の中で深めつつある自信を口にする。
リーグ戦では仕切り直しとなる横浜FC戦だが、ガンバにとって不可欠なのが勝ち点3の奪取である。暫定で3位につけるガンバだが首位川崎との勝ち点は6差に広がった今、これ以上の足踏みは禁物だ。

横浜FCのポイントは明確だ。川崎戦ではリーグ戦で今季初のノーゴールに終わったガンバにとって、横浜FC戦で問われるのは攻撃陣の奮起。「自分たちから仕掛けて前半で点を取れるような展開にしたい」と宮本監督は力強く決意表明したが、徐々にガンバが目指すスタイルは成熟し始めている。
夏場の過密日程でもまず目指すのは高い位置でアグレッシブに奪いにかかるハイプレス。最終ラインからボールをつなぐ横浜FCだけに、やはり要所でスイッチを入れながら素早く、そして鋭くゴールに迫りたい。
ルヴァンカップではターンオーバーを試み、終了間際の決勝点で鳥栖に勝ち切っている横浜FCだがリーグ戦では現在、4連敗中。失点数はリーグワーストで、しかも4連敗中は全試合で複数失点を重ね、計13失点を喫している。
Jリーグに簡単な相手は存在しないが上位争いの中に身を置くガンバにとっては勝ち切らないといけない相手である。

ハイプレスだけでなく、流れの中からの崩しにも成長を見せている今、「フィニッシュの手前まではある程度の数と質が出て来ているが最後、ネットを揺らす作業を皆で改善したい」(宮本監督)。
そんなガンバにあって、横浜FC相手にとりわけ熱い想いを抱いてピッチに立つのが小野瀬である。横浜FCのアカデミーで育ち、プロデビューも飾った小野瀬は、持ち味のハードワークだけでなく川崎戦でも大分戦でも決定的なシーンに顔を出している。
「まだ試合数をそれほどこなしていないので今の順位は気にしていないが、まず目の前の相手に勝つことを大事にしていきたい」(小野瀬)。
上位追撃に向けて勝ち点3だけが求められる横浜FC戦。J2時代には2引き分けに終わっているが、今のガンバの充実ぶりをピッチの中で見せつける。

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