【磐田】遠藤保仁、41歳の誓い「J1昇格が最低限の目標」

J2ジュビロ磐田が28日、鹿児島でキャンプイン。MF遠藤保仁は41歳の誕生日を「プロ入り後初めて」地元で迎え、練習後に恒例行事のウォーターシャワーで手洗い祝福を受けた。24年目のシーズンとなる今季は「J1昇格が最低限」ときっぱり。チームは2月10日まで練習試合も行いながら、同28日の開幕・琉球戦へ仕上げていく。

練習後のピッチに「ヤットさん、おめでとう」の声が響いた。チームメートに囲まれ、ジュビロ恒例のウォーターシャワーで41歳を祝福されたMF遠藤は「男に囲まれて、で少し寂しいですが(笑い)、誕生日を健康で迎えられて嬉しいです」と笑顔で語った。

24年目シーズンは、故郷でスタートした。「懐かしかったです。僕にとって初めての鹿児島キャンプ。久しぶりの地元を楽しみにしていた」。ミニゲームで浮き球のパスをみせるなど、原点の地を楽しむように汗を流した。初日が誕生日と重なったのは偶然だが、「楽しい1日だった。ここでスタートが切れたのは良かったです」と充実した表情を見せた。

昨年10月、20歳から20年間プレーしていたG大阪から期限付き移籍で加入した。15試合に出場し直接FKを含む2得点を決め、存在感を発揮するもチームは6位。J1昇格へ導けず、今シーズンに強い覚悟を持って挑む。

「個人の成績より、まずはJ1昇格が最低限の目標。シーズンはけっこう長いので、色々なアクシデントもあるけど、それを乗り越えて達成できるようにしたい」と強く言い切った。

「祝福を受けてましたね」。鈴木政一監督(66)は微笑ましく様子を見つめた後、「戦術も含めて攻撃をコントロールして欲しい」と絶大な信頼を寄せた。遠藤も「これから戦術(練習)や試合が入ってくるので、しっかりミーティングしたい」とした上で「良いパフォーマンス見せて、勝利のために100%の力を出したい」。故郷・鹿児島から41歳の“J1昇格請負人”の挑戦が始まった。

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