G大阪、6試合目の無得点で名古屋に完敗…レアンドロ・ペレイラ「つけが回ってきている」

◆明治安田生命J1リーグ第11節 名古屋2―0G大阪(22日・豊田ス)

G大阪は今季7試合中6試合目となる無得点で名古屋に敗れた。今季加入のFWレアンドロ・ペレイラと、FWパトリックの大型2トップを前線に置き、シンプルにでも数多く相手ゴール前に侵入する狙いで臨んだが、序盤のチャンスを生かせず。すると前半29分、本職ではない右サイドバックに置いたMF小野瀬のサイド破られて先制点を許すと、後半10分にも右サイドを突破されて2失点目。堅守からカウンターという名古屋の“術中”にはまって今季初の複数失点を喫し、宮本恒靖監督(44)は「速い攻撃、最後の個人技で相手に上回られた」と振り返った。

今季はチームはいまだ1得点のみで、昨季は広島で15得点を挙げたレアンドロもいまだ無得点。加入後初のフル出場を果たしたレアンドロは、3月に新型コロナの集団感染で練習休止となった影響により「つけが回ってきている」と明かす。ラストパスと、攻撃のスピードアップの質を課題に挙げたブラジル人ストライカーは「自分たちがやっていることは間違いなく正しいと思う」と、継続の重要性を説いた。

今季は得点力アップを目指し、後方からの正確なビルドアップでボール支配率を高めてチャンスを増やす戦術を目指してきた。しかし選手個々のコンディションにばらつきがあり、連戦でメンバーの入れ替えも多い中、チームとしての戦い方に統一感は出てこない。次節は10日後、C大阪と今季初の“大阪ダービー”(5月2日、ヤンマー)。“ゴール欠乏症”のトンネルを抜け出せないまま、ライバルとの大一番に臨むことになった。

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