G大阪が長いトンネル抜け本拠初勝利「どっち…」宇佐美V弾もVARにホッ 5/27(木) 22:34

<明治安田生命J1:G大阪2-1徳島>◇第16節◇27日◇パナスタ

4連敗中だったガンバ大阪が2-1で徳島を破り、6度目の挑戦で今季ホーム初勝利を飾った。同点で迎えた後半27分、FW宇佐美貴史(29)が芸術ボレーで決勝点を挙げた。暫定的に就任した松波正信監督(46)の3戦目で待望の初勝利となり、通算では8試合ぶり今季2勝目。今季初採用した3バックも機能し、18位に浮上した。

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無観客のホームで長いトンネルを抜けだした。4月14日鳥栖戦以来、8試合ぶりの2勝目は今季ホーム初勝利。就任3戦目の松波監督に初白星を贈ったのは、スーパーボレーで決勝点を挙げたFW宇佐美。その鳥栖戦以来の2点目で、エースが決めれば勝てることを実証した。

後半27分、相手GKがパンチングしたクリアが、前にきた。宙を飛ぶように右足を振り抜き、ゴールになった。

「どっちなんやろ…その瞬間、ほんまにゴールかというのが正直あった。得点が確定しているわけでないので、スカッとした喜び方をしたらよかったな、と反省しています」

苦笑いで振り返ったのは、VARでオフサイドによる得点の取り消しの可能性があったため。

「結果的に2点目になってうれしかった」と本音がこぼれた。 宮本前監督が14日に解任され、新体制で2試合を終えたが改善の兆しはなかった。試合中の会話が「文句の言い合い」に感じる選手もいた。だからこそ、この数日間は練習中でも建設的な意見を言い合った。

「(試合後に)笑顔でシャワーを浴びて着替えて、帰路につけることが久しぶりすぎて気持ちいい。たんなる1勝だが、自分たちには必要だった。全員で達成でき、勝ち点3を取ることの難しさ、気持ちよさを感じることができた」

開幕から12試合で3得点だったG大阪が、13戦目で初の1試合複数得点をマーク。4試合連続でホームは無観客だったが、目の前にいないサポーターのために死力を尽くした1勝になった。

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