G大阪、大岩剛氏が新監督就任へ…鹿島でACL制覇の手腕に期待、チーム再建託す

G大阪が、次期監督候補を元鹿島監督の大岩剛氏(48)に一本化したことが27日、分かった。クラブは今月14日、成績不振により宮本恒靖監督(44)を解任。松波正信強化アカデミー部長(46)が暫定監督を務める間に、複数の候補を慎重に調査していたが、大岩氏の招へいを決断した。すでに交渉は進んでおり、合意すれば近日中にも正式発表となる見込みだ。

大岩氏は17年途中、鹿島でコーチから監督に昇格。何よりも勝利にこだわる鹿島伝統のスタイルで、18年にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝を果たした。G大阪は、鹿島をはじめ数々のクラブで現役時代からタイトルをつかんできた大岩氏の持つ勝者のメンタリティーを評価しており、今季はJ1残留が現実的な目標となっているチームの再建を託す構えだ。

大岩氏は現在、日本サッカー協会の指導者インストラクターを務めている。U―18日本代表の合宿ではスポットで監督も務めたが、正式就任はしておらず、招へいに障害はないとみられる。徳島戦で8試合ぶりの勝利を挙げたが、いまだ18位と降格圏に沈むG大阪が、大岩新監督の下で巻き返しを狙う。

◆大岩 剛(おおいわ・ごう)1972年6月23日、静岡県生まれ。48歳。清水商から筑波大を経て、95年に名古屋入り。左サイドバックから当時のベンゲル監督にセンターバックにコンバートされて才能が開花。その後は磐田、鹿島と渡り歩いた。10年度限りで引退し、11年から鹿島でコーチ、17年途中に監督昇格。18年はACLで優勝し、同年にAFC年間最優秀監督。19年限りで退任。180センチ、75キロ。

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