G大阪・宇佐美 8試合ぶり勝利導いた 今季2得点目はヒヤヒヤV弾「オフサイドかなと思っていた」

◇明治安田生命J1第16節 G大阪2-1徳島(2021年5月27日 パナスタ)

明治安田生命J1リーグは1試合が行われ、G大阪が徳島に2―1で競り勝った。1―1の後半27分、宇佐美貴史(29)が豪快ボレーで決勝弾を決め、8試合ぶりの今季2勝目、ホームでは初白星で連敗を4で止めた。

8試合ぶりとなる今季2勝目、そして松波監督に就任3試合目で初星をもたらしたのは、やはりエースだった。1―1の後半27分、パトリックと相手GKが競り合ってこぼれたボールにFW宇佐美が反応。身を投げ出しながら右足で合わせ、決勝点を叩き出した。

「1点目を取った時(4月14日・鳥栖戦)もベスト3に入るゴールと言ったけど、きょうのゴールもそういうゴールになった」

ヒヤヒヤの今季2得点目だった。ネットを揺らした後にビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)。「ぬか喜びしたくなかったし、オフサイドかなと思っていた。次のことを考えていた」。判定を待つ約2分の間に気持ちを切り替えていたが、正式にゴールが認められると満面の笑みを浮かべた。

J2降格圏で苦しむ中、分岐点と位置づけた3連戦の初戦で今季初の複数得点を挙げての勝ち点3。今季初の3バックシステム導入が的中し、12年11月17日・清水戦以来3113日ぶりのJ1勝利となった松波監督は「前向きに取り組んでくれた。勝ちたい気持ちを出してくれた」と選手の反骨心を称えた。

次戦は中2日で最下位・横浜FC戦(30日・パナスタ)。ホーム初勝利の勢いで、今季初の2連勝を手にする。

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