G大阪、劣勢も引き分けで降格圏脱出 松波正信監督「勝ち点1取れたことは価値がある」

◆明治安田生命J1リーグ第19節 湘南0―0G大阪(2日、レモンS)

G大阪は湘南と引き分け、アウェーで勝ち点1を積んで16位とJ2降格圏外に浮上した。それぞれ日本代表、韓国代表に召集されたDF昌子、金英権を欠く中で、湘南のプレスをかわせず、攻撃面は停滞。押し込まれる時間が長くなったが、最後は体を張った守備で無失点にしのいだ。松波正信監督は「勝ち点1を取れたことは価値のあるゲーム。なかなか思うようにボールが運べない中で、失点ゼロに抑えられた」と振り返った。

この日はビルドアップがスムーズにいかず、クリア気味のロングボールを次々と回収された。「蹴るのかつなぐのか、メリハリがしっかりできてない部分があった。

(守備でも)しっかり(プレスに)いくときはいく、いかないときはいかない。という区別もできていなかった」とMF井手口。守っても高い位置からのプレスははまらず、自陣深くに押し込まれた。G大阪の7本に対し、湘南に15本のシュートを許したが、サイドからのクロスにゴール前を何度も跳ね返して失点はしのいだ。

松波監督はビルドアップの改善点について「3バックの距離感、前との距離感。サポートの角度、いろんな要素がある。ひとりふたりで回すわけではない。関連したポジショニング、いつ、どこに、というところの整理が、もう少しいるかなと思っています」と挙げた。

暫定から正式に監督に移行することが1日に発表されたが「暫定の時もガンバのために、というところはあまり変わりません」と語り、チーム浮上のために力を尽くすことを誓った。

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