ディフェンスでも“湘南スタイル”を発揮 G大阪に何もやらせなかったベルマーレ守備陣

無失点に抑えスコアレスドローに終わる

明治安田生命J1リーグの第19節が行われ、湘南ベルマーレガンバ大阪が対戦。互いに得点を決められず、スコアレスドローで終了した。この試合でゴールこそ決められなかったものの、G大阪の決定機をほぼつくらせなかった湘南の堅守が光った。

G大阪は3バックのシステムに前線にはパトリックを中央に置き、宇佐美貴史倉田秋が2列目に配置。強力な攻撃陣を擁する相手に対して簡単に前線までボールを運ばせなかった。

特に好守が目立ったのは後半だった。2トップに変えたG大阪のビルドアップに対し、湘南のFWは前線から積極的にプレッシングを開始。さらにG大阪の中盤にボールが入ると、複数人でプレッシャーをかけてボールを奪取。取りどころで一気に強襲することで、前線までボールを渡さなかった。

その守備を真っ向から食らってしまったG大阪。シュート数は6本にとどまり、枠内シュートはわずか「1」。FW陣は宇佐美貴史の1本のみに終わってしまい、決定的なシーンをつくりきれなかった。

そんな守備陣は湘南のスタイルを体現しているようだった。前の選手を追い越して前線へと推進する形は、攻撃でよく見られているが、今節は守備でも力を発揮。後方の選手も積極的なプレスでボールを奪って、すぐさまカウンターへとつなげた。湘南スタイルは攻守において躍動している。

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