G大阪・山本悠樹 母校関学大との対戦「楽しみ」3年前波乱の立役者、今度は逆の立場

J1G大阪MF山本悠樹(23)が15日、天皇杯2回戦・関学大戦(16日・パナスタ)を前にオンライン取材に応じ、母校との対戦に気合をみなぎらせた。

今季は開幕スタメンをつかむなどボランチとして出場していたが、松波監督が就任後は一度もベンチ入りがない。負傷などは否定し「単純に自分の力不足といってしまえばそれだけかなと思います。その状況を変えるためにひたむきにやっていた」と答えた。

母校との対戦で久々に出場機会がめぐってきそうだ。「チャンスが回ってきたのが自分の母校というのもあって、いい顔見せたいみたいなところもある。それを示すには結果というのが一番早いかなと思っている」と積極的にゴールも狙う。

G大阪と関学大といえば忘れてはいけない試合がある。クルピ監督時代の18年6月6日の天皇杯2回戦で対戦。延長戦の末、関学大が2-1で勝利するジャイアントキリングを起こした。当時の関学大の主力だったのが山本であり、同じく現在G大阪でプレーするDF高尾でもある。決勝点を決めたFW山見は来季のG大阪加入が内定しており、今回も関学大のエースとして出場が予想される。

当時3年生だった山本は20年にG大阪に入団。宮本前監督の下、昨季後半からレギュラーに定着していた。「今年2年目になるんで、この2年でどう変わったかというのはピッチ内で見せられたらいいと思う。僕も先輩として仲いい選手もいるので、どういうプレーしてくるのか楽しみ。結果を残さないといけないとか、チャンスであるとかは分かった上ですごい楽しみにしています」。プロの貫禄を見せつける。

松波監督は今月末にウズベキスタンで集中開催されるACLに向けたコンディションなども考慮しながらメンバーを選ぶと方針を示した。その上で負けられない一戦ということを強調する。「一戦必勝というか、これに勝たないと上には行けないので。我々としてはタイトルひとつでも取るクラブだと思っていますし、ここで負けるわけにはいかない。もちろん先のことは考えますが、まずは明日18時のキックオフからしっかり戦えるような準備をする」と話した。

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