G大阪、天皇杯で“苦手”関学大に辛勝 松波正信監督「押されている時間も多かった」

天皇杯2回戦 G大阪3―1関学大(16日・パナスタ)

G大阪は関学大に3―1と勝ち切り、3回戦進出を決めた。天皇杯では18年に関学大、19年に法大と大学生に2連敗中で、この日も苦戦を強いられたが辛くも勝利。松波正信監督は「前半に2点取れたことで優位に進めた。相手の縦に速い攻撃に苦戦した中で、後半は先に点を取られた。内容的には押されている時間帯も多かったし、課題の多い試合だった」と試合を振り返った。

この日はリーグ戦で出場機会の少なかったメンバーが数多く先発。立ち上がりは関学大ペースでスタートする中、前半11分にMF山本のサイドチェンジに抜け出したMF小野瀬が、切り返しから左足で決めて先制した。さらに同21分、一瞬の隙をついてDFライン裏に抜け出したMFウェリントンが、柔らかいタッチのループシュートでGKの頭上を抜き、G大阪加入後の初ゴールとなる追加点を奪った。

しかし後半10分、ゴール前のこぼれ球を関学大MF輪木に決められて1点差とされると、流れは大きく関学大に。来季のG大阪加入が決まっているFW山見のドリブルを止められず、何度もピンチを迎えた。G大阪は後半14分にFW宇佐美、MF倉田、負傷明けのDF藤春といった主力を投入。さらに同28分、昨年9月に右ひざ前十字靭帯を損傷して長期離脱していたMF小野が約9か月ぶりとなる復帰を果たした。すると同42分、小野のアシストから最後はパトリックが決めて3点目。何とか勝ち切り、3回戦に駒を進めた。

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