G大阪、ACL戦うウズベキスタンへ FW宇佐美貴史「トラブルも笑い飛ばすぐらいに」

G大阪は19日、ウズベキスタンでの集中開催を行うACL1次リーグへの出発を前に、FW宇佐美貴史らが取材に応じた。初戦・25日のタンピネス・ローバーズ(シンガポール)戦から、16日間で6試合を戦う過密日程に向け、宇佐美は「アジアの相手に対し、どれだけ自分たちが通用するのか。今松波さんの下でやっているサッカーを、どれだけ浸透させられるか。国籍もアイデンティティーも違う相手と、海外で戦うことでいい刺激が入ると思う」と意気込みを語った。

クラブとしては17年以来、4年ぶりのACL。今回はウズベキスタンという環境で、さらにコロナ対策も行いながらと、大きなストレスがかかることになる。それでも各年代の代表経験が豊富な宇佐美は「小5から海外遠征でいくようになって、全ての大陸に行っている。ウズベキスタンでどんなトラブルが起ころうが、笑い飛ばすぐらいの気持ち。個人としては、そういう経験値はチームに与えていきたい」と話した。

今季宮本監督の解任もあったチームは、J1リーグでここまで16位と低迷。J1残留という最大のミッションもある中で、ACLは松波正信監督にとっても戦術浸透の貴重な機会ともなる。就任後、3バックに変更して戦ってきた指揮官は、「日本を代表して出るわけですから、予選突破をしっかり視野に入れて戦いたい。天皇杯(16日・関学大戦)の途中で4バックにしましたが、後ろの枚数は相手によって変える可能性はある」と明かした。長期離脱している選手以外は、ACLの外国人枠(外国籍3人、アジア枠1人)から漏れた選手も帯同し、現地でトレーニングを行う予定。1次リーグ突破、さらにチームの成熟という2つの課題を持って、アジアの戦いに挑む。

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