パトリックの2発で韓国王者に追いついたG大阪がグループ首位を堅守!《ACL2021》

ガンバ大阪は28日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2021グループH第2節で全北現代(韓国)とウズベキスタンのロコモティフ・スタジアムで対戦し、2-2の引き分けに終わった。

初戦のタンピネス戦を2-0で勝利したG大阪は、その試合のスタメンから倉田と高尾を奥野とキム・ヨングォンに変更。前線はパトリックを最前線に宇佐美、矢島が2シャドーに入り、3バックは三浦、昌子、キム・ヨングォンが並んだ。

グループ首位を争う一戦となったがG大阪は開始早々に失点を許す。2分、GKイ・ボムヨンのロングフィードを昌子が競り合うが、こぼれ球をバイタルエリアで拾ったイ・スンギがボックス左で展開。これ受けたハン・ギョウォンのラストパスをイルチェンコがゴール左隅に流し込んだ。

先制を許したG大阪は8分、右CKのクリアミスをゴール前で反応した矢島が右足で押し込むが、これはGKイ・ボムヨンのファインセーブに阻まれた。 チャンスを逃したG大阪は、17分に再び失点を喫する。ボックス手前でパスを受けたイルチェンコが放ったミドルシュートは昌子がブロックしたが、こぼれ球を拾った邦本が素早く左足を振り抜くと、井手口にディフレクトしたボールがゴール左に吸い込まれた。

リードを広げられたG大阪だったが、ここから反撃に転じる。すると27分、キム・ヨングォンのスルーパスで左サイドを抜け出した藤春のダイレクトクロスをパトリックがヘディングで叩き込んだ。

1点を返し勢いづくG大阪は、31分にも左サイドでボールを受けた対角線にロングパスを送るとボックス右に抜け出した矢島のダイレクトクロスをゴール前のパトリックが流し込み、試合を振り出しに戻した。

同点で迎えた後半、G大阪は50分にアクシデント。左もも裏を痛めた藤春がピッチに座り込むと、そのまま担架に乗せられピッチを後にし、代わりに黒川が投入された。

一進一退の展開が続く中、G大阪は68分にパトリックと矢島を下げてレアンドロ・ペレイラと倉田を投入。しかし、連戦の疲れからか、両チーム共にピリッとしない試合は停滞。

G大阪は後半アディショナルタイムに宇佐美と井手口を下げてウェリントン・シルバと小野をピッチに送り出したが、最後までゴールに迫ることはなく、タイムアップ。2-2の引き分けに終わり、勝ち点1を分け合う形となった。

また、同日に行われたグループH第2節もう一試合のチェンライ・ユナイテッド(タイ)vsタンピネス(シンガポール)は、1-0でチェンライ・ユナイテッドが勝利している。

◆グループH順位表 (6/29時点)

1.G大阪 4(1/1/0/2)

2.全北現代 4(1/1/0/1)

3.チェンライ・ユナイテッド 3(1/0/1/0)

4.タンピネス 0(0/0/2/-3)

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