G大阪 韓国王者とドロー、2点差追いつく 松波監督「満足はしていない」

「ACL・1次リーグ、G大阪2-2全北」(28日、タシケント)

4年ぶり10度目のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場となるH組のJ1G大阪は2-2で全北(韓国)と引き分けた。ともに1勝1分けとし、得失点差で上回るG大阪が首位に立っている。

同組最強の相手と見られる韓国王者相手に2点のビハインドを追いついた。開始2分、相手ゴールキックから中央を崩されFWイルチェンコに先制を許すと、17分には全北MF邦本の思い切りよく放ったミドルがブロックしたMF井手口に当たってコースが変わりゴール。早い時間で2点を追う展開になった。

G大阪の反撃が始まったのが前半27分。左サイドを深い位置へのパスに対し、DF藤春がダイレクトでクロス。ゴール前でフリーとなったFWパトリックがヘッドで決める。4分後には左サイド低い位置からFW宇佐美がクロスを入れる。これをMF矢島が折り返すと、パトリックが右足で押し込んだ。パトリックの2得点で前半のうちに追いつき、勝ち点1をつかんだ。

1点目のクロスを入れた藤春は「パト(パトリック)が見えていたので、トラップするよりダイレクトであげた方がいけるかな、という判断。いいところにいって狙い通りでした」と振り返った。初戦のタンピネス・ローバーズ(シンガポール)に続いてのパトリックへのアシストとなった。

序盤の失点に課題を残したことについて松波監督は「セカンドボールに対しての反応だったりとかポジショニングというのは少し、アバウトなところはあったのでそこは、大きな問題ではなく詳細なところ、ディテールのところをもっともっと詰めていかないとああいう2失点につながってしまう」と修正の必要を語った。2点を追いついたことに満足しているかと問われると「いや、満足はしていないです。ビハインドの中で追いついたというところは、良かったんですけど、最後、後半もチャンスは何回かありましたし、それを決め切って勝ち切るというところができなかったので」と話した。

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