ACL“日韓対決”、G大阪FWの同点弾に海外注目 「巨大な三角形を描いたアクション」

G大阪が全北現代と2-2の痛み分け、パトリックが殊勲の2ゴール

ガンバ大阪は28日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第2戦の全北現代戦(韓国)に臨み、2-2で引き分けた。2点をリードされたなか、FWパトリックが2ゴールを奪って同点としたが、美しい連係から生まれた2点目に対しACL公式ツイッターは「マスタークラスのポジショニング」と称えている。

4年ぶり10回目のACL出場となるG大阪は、グループHで全北現代、タンピネス・ローバーズ(シンガポール)、チェンライ・ユナイテッド(タイ)と同居。新型コロナウイルスの影響により、ウズベキスタンでの集中開催となるなか、25日の初戦ではタンピネスに2-0で勝利した。そして第2戦で全北現代との“日韓対決”を迎えたなか、G大阪は立ち上がりの17分間で2点を奪われてしまう。

苦しい状況に追い込まれたなか、輝きを放ったのがパトリックだった。前半27分にヘディングシュートで1点を返すと、4分後には敵陣左サイドからFW宇佐美貴史がペナルティーエリア右にフリーで走り込んだMF矢島慎也へ大きなサイドチェンジを送る。このボールを矢島が、右足でダイレクトで折り返すとゴール前に走り込んだパトリックが合わせてネットを揺らした。

華麗な連動による同点ゴールを、ACL公式ツイッターは「パトリックによるマスタークラスのポジショニング」と称賛。米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版公式ツイッターが「ストライカーは小さなエリアで素晴らしいパスを受け取る」と綴れば、韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」も「巨大な三角形を描いたアクションが完成」と得点に至るまでの美しい展開を描写していた。

2連勝とはならなかったものの、0-2から引き分けたG大阪は得失点差でグループH首位。2試合3ゴールと絶好調のパトリックが、グループリーグ残り4試合でもキーマンになりそうだ。

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