2度のPK失敗もG大阪が川崎のハットなど大量8発でタンピネスを粉砕!GS逆転突破へ望みをつなぐ《ACL2021》

ガンバ大阪は7日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループH第5節でタンピネス(シンガポール)とウズベキスタンのブニョドコル・スタジアムで対戦し、8-1で圧勝した。

3試合連続ドロー中のG大阪は、3日前のチェンライ・ユナイテッド戦から先発を7人変更。GK東口や三浦、小野瀬、矢島などに代えてGK石川、キム・ヨングォン、倉田、一美らを先発で起用。これまでの[3-4-3]から一美と宇佐美を2トップに据えた[4-4-2]の布陣を変更した。

立ち上がりから積極的にプレスをかけるG大阪は21分、昌子のロングパスをボックス左の一美が頭で落とすと、ボックス左手前の倉田がワントラップからボレーシュート。ドライブ回転のかかったシュートがゴール右上隅を射抜いた。

先制したG大阪は25分にも、山本のパスを受けた川崎がドリブルで中央を切り裂くと、ボックス内まで持ち上がり相手GKの股下を抜くシュートで追加点を奪った。

立て続けにゴールを奪ったG大阪だったが、直後に訪れたセットプレーから失点。それでも28分、ボックス右からライン際まで切り込んだ川崎が折り返しを供給すると、ゴール前の一美が流し込み、再びリードを広げた。

さらも38分には、ボックス右から縦に仕掛けた宇佐美がハイカルに倒されてPKを獲得。しかし、宇佐美のPKは相手GKに阻まれると、こぼれ球を詰めた井手口のシュートもGKブハリのブロックに弾かれた。

迎えた後半、G大阪は井手口を下げてウェリントン・シウバを投入。すると53分、ボックス手前でパスを受けた一美がペナルティアーク横からシュートを放つと、相手GKの弾いたこぼれ球を最後は川崎が押し込み、さらにリードを広げた。

後半も主導権を握るG大阪は、61分にもキム・ヨングォンのロングフィードを右サイドの佐藤が頭で落とすと、ボックス右で受けようとした川崎がシャーに倒されPKを獲得。しかし、ウェリントン・シウバのPKはGKブハリのファインセーブに防がれた。

徐々にタンピネスに疲れが見え始めると、G大阪はここから怒涛のゴールラッシュを見せる。まずは75分にサイドチェンジをボックス左横で収めた黒川がカットインからラストパスを供給すると、これをウェリントン・シウバが流し込む。さらに78分にはパトリック、80分にはボックス右から仕掛けた川崎がゴールネットを揺らし、ハットトリックを達成した。

終盤に差し掛かっても攻撃の手を緩めないG大阪は、87分にも倉田のスルーパスからボックス右深くまで抜け出したパトリックが飛び出したGKの脇を抜くシュートを流し込んだ。

結局、試合はそのまま8-1でG大阪が圧勝。逆転での決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。

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