終盤に力尽きたG大阪が全北現代に敗戦…Jリーグ勢唯一のGS敗退に《ACL2021》

ガンバ大阪は10日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループH最終節で全北現代(韓国)とウズベキスタンのロコモティフ・スタジアムで対戦し、1-2で敗戦した。

逆転での2位通過を狙うG大阪は、ターンオーバーで臨んだ直近のタンピネス戦(シンガポール)からの先発を6人変更。前節ハットトリックの川崎や一味、倉田、GK石川らに代えてパトリックや矢島、小野瀬、三浦、GK東口ら主力が先発に名を連ねた。

3トップに矢島、パトリック、宇佐美を並べた[3-4-3]の布陣で試合に臨んだG大阪は、開始早々にミスから失点を喫する。6分、中盤からのミドルパスをキム・ヨングォンがクリアミスすると、これに反応したパク・ジンソンをボックス左でキム・ヨングォンが倒してしまいPKを献上。このPKをグスタボが難なく決め、全北現代が先制した。

先制を許したG大阪は11分、前からのプレスでボールを奪ったパトリックがペナルティアークから左足を振り抜いたが、このシュートが枠の左に外れた。

膠着状態が続く中、G大阪は30分にアクシデント。プレー中に左臀部付近を痛めた福田が続行不可能のとなり、黒川が緊急投入された。

ハーフタイムにかけてもG大阪は、堅い守りを見せる全北現代を前になかなか攻撃の形を作れずに苦戦。結局、前半は枠内シュート0本で終了した。

迎えた後半、G大阪は井手口を下げて倉田を投入。すると47分、倉田のパスが相手DFにディフレクトすると、ボックス右手前でこぼれ球を拾った矢島がボックス内からシュートを放ったが、これは相手GKが正面でキャッチ。 さらに49分には、ボックス左深くまで抜け出した宇佐美の折り返しからパトリックに決定機が訪れたが、シュートは空振り。51分にも宇佐美の左クロスからパトリックがヘディングシュートを放ったが、これはわずかに枠の左に逸れた。

立ち上がりからの猛攻で主導権を握ったG大阪は53分、小野瀬のパスがチェ・ボギョンのクリアミスを誘うと、ボックス右からハーフボレーで合わせたパトリックの強烈なシュートがゴールに突き刺さった。

攻勢を続けるG大阪は、71分にパトリックを下げてレアンドロ・ペレイラを投入。さらに77分には矢島と宇佐美を下げて川崎とウェリントン・シウバをピッチに送り出した。

すると79分、ウェリントン・シウバのパスをボックス左手前で受けたレアンドロ・ペレイラが縦に切り込みシュート。しかし、このシュートは左ポストを直撃した。

終盤に差し掛かりG大阪は三浦を前線に上げるパワープレーを敢行したが、これが裏目に出る。88分、ペク・スンホの縦パスを最前線のバロウが落とすと、キム・ボギョン、グスタボとワンタッチで繋ぎ、G大阪守備陣を揺さぶると、DFラインの間で再びパスを受けたバロウがそのままゴール前まで持ち上がりゴール左隅にシュート流し込んだ。

結局、これが決勝点となり、G大阪は1-2で敗戦。グループステージを2位で終えたG大阪だが、各グループの2位の上位3クラブが決勝トーナメントに進出するレギュレーションの中で、最下位となったためグループステージ敗退が決定した。

◆グループH順位表

勝点(勝/引/負/得失)

1.全北現代 16(5/1/0/17)

2.G大阪 9(2/3/1/8)

3.チェンライ・ユナイテッド 8(2/2/2/1)

4.タンピネス 0(0/0/6/-26)

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