綺世、アラーノ、土居! 前節大敗の鹿島が3発白星、G大阪は4連敗

[9.18 J1第29節 鹿島3-1G大阪 カシマ]

J1リーグは18日、第29節を行い、鹿島アントラーズガンバ大阪を3-1で破った。前節の福岡戦の大敗(●0-3)を払拭する2試合ぶりの白星。一方のG大阪は4連敗となった。

試合の立ち上がりは互いに拮抗した展開。鹿島は6分、DF広瀬陸斗の浮き球パスがFW上田綺世に入るも、胸で収めたボールはDF高尾瑠に阻まれる。対するG大阪は同17分、MF井手口陽介のミドルシュートが鹿島ゴールを襲ったが、わずかに右へと外れた。

そこからは鹿島が主導権を握り、前半25分にはMF荒木遼太郎が惜しいループシュート。同42分、DF安西幸輝のパスを収めた上田が振り向きざまに力強いシュートを狙った。だが、これが井手口に当たって枠を外れると、スコアレスのままハーフタイムを迎えた。

そうして後半7分、鹿島が先にスコアを動かした。MFディエゴ・ピトゥカのロングドリブルで中盤を打開し、荒木の鋭いシュートがゴールを襲うと、GK東口順昭がファインセーブを見せるも止め切れず。最後はこぼれ球に詰めた上田が豪快に叩き込んだ。

対するG大阪はその後、FWパトリックへのロングボールで攻撃を組み立てる。だが、ゴールを奪えないまま迎えた後半15分、鹿島が追加点。右サイドを攻め上がった広瀬のクロスにFWファン・アラーノがニアサイドで反応し、ヘディングシュートを流し込んだ。

なおも止まらない鹿島は後半19分、荒木のヘッドは右ポストに弾かれるも、同22分にMF土居聖真とMF松村優太を入れて攻撃姿勢をキープ。すると同28分、カウンターからアラーノのパスを受けた土居がドリブルで敵陣に攻め込み、ゴール正面から左足を振り抜くと、右ポスト際に突き刺して3-0とした。

ところが後半32分、鹿島は相手のパスの処理を誤ったDF関川郁万がペナルティエリア内でFWチアゴ・アウベスを倒し、PKを献上。これをチアゴ・アウベスに決められ、再び2点差となった。G大阪はその後、途中出場のFW宇佐美貴史が攻撃を牽引するも、フィニッシュの精度を欠いて追加点は奪えず。鹿島が3-1で勝利した。

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