ACL G大阪、監督不在で正念場…今夜敵地で準決勝第1戦 産経新聞 9月30日(水)14時48分配信

サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で日本勢として唯一勝ち残っているG大阪がきょう30日夜、アウェーで広州恒大(中国)との準決勝第1 戦に臨む。長谷川健太監督は全北(韓国)との準々決勝第2戦で退席処分となったため、今回はベンチに入れない。指揮官不在の窮地をどう乗り越えるか、チー ムの総合力が試される。(細井伸彦)

1次リーグ初戦から連敗を喫しながら、優勝した2008年以来の準決勝進出を果たしたG大阪。全北との準々決勝第2戦では、引き分け寸前の終了間際に米 倉が勝ち越しゴールを奪い、劇的な勝利を飾った。公式戦は目下9戦無敗。累積警告で日本代表DF丹羽を欠くが、チーム状態は上々といえる。

広州恒大は国内リーグ4連覇中で、ACLでも4年連続で8強入りしている強豪。采配を振るのは、自国開催のワールドカップ(W杯)でブラジル代表を率い たスコラリ監督。MFパウリーニョ、FWグラールとブラジル代表経験者をそろえる布陣は強力で、今野は「個の能力が高い」と警戒する。

敵地での第1戦は長谷川監督に代わり、片野坂ヘッドコーチが指揮を執る。同コーチは「プレッシャーはあるが、ベンチに入るスタッフ全員で選手をサポートしたい」と決意を込める。

ホームでの第2戦(10月21日、万博記念競技場)を優位に進めるためには、アウェーゴールが不可欠。エース宇佐美は「1発、2発決めて帰ってきたい。うちの攻撃陣の力を出せれば、崩せない相手ではない」と言い切った。

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