完敗認める宇佐美…表彰台に立った鹿島を「目に焼き付けることが大事」 SOCCER KING 10月31日(土)21時35分配信

2015Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、前年度王者のガンバ大阪は0-3で鹿島アントラーズに敗れて連覇を果たせなかった。

3失点の完敗を喫した試合後の会見で、長谷川健太監督はチームの中に慢心があったと総括した。FW宇佐美貴史はこれについて「向こうの勢いに押された感 は一試合を通じて感じました。決定機もチームとしてはなかなか作れなかったですし、負けたという感じ。慢心があったかどうかは分からないですけど、向こう のほうがより勢いがあった」と相手の勢いに押されてしまったことを認めた。

前半は序盤から押し込まれる展開となりながら、スコアは0-0で終えることができた。選手たちにも「後半から流れが変わるだろう」という考えがあったと いう。しかし、実際は後半もなかなか主導権を握ることはできず、「耐えぬく中で1点、2点というところを考えてはいましたけど、そこもセットプレーから取 られてしまって。取られてからは前に行くのか、後ろに残るのか、ちぐはぐな展開があった」と得点を取るべき時間に取られてしまったことで、チームの方向性 があいまいになっていたことを明かした。

為す術もなく敗れた悔しさは残っているが、G大阪はまだJリーグと天皇杯でタイトルを獲得するチャンスがある。宇佐美は「表彰台で喜ぶ鹿島の選手たちの 姿をしっかりと目に焼き付けておくことが大事。まだすべてが終わったわけじゃないので、取れるタイトルに向かって全力でやるだけ」とシーズン終盤に向けて 意気込みを語った。

Jリーグ・チャンピオンシップ出場には年間3位を確保しなくてはならない。「タイトルを取るのは難しいことだと分かっていますし、重要性も分かっていま す。だからこそリーグ戦の残り2試合に向かって、強く気持ちを切り替えていくだけです」と次に向けて気持ちを切り替えている。

G大阪は11月7日に、Jリーグ・セカンドステージ第16節でサンフレッチェ広島と対戦する。

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