JリーグCS準決勝 G大阪・藤春、歓喜のV弾 産経新聞 11月29日(日)7時55分配信

あわやオウンゴールかと思われた丹羽の痛恨のバックパスは、幸運にもポストにはじかれて命拾い。「一瞬、やられたと思った」。長谷川監督だけでなく、G大阪の誰もが“地獄”を味わった直後に、藤春が歓喜の決勝ゴールを挙げた。

前半からボールを支配され、延長を含めた120分で放たれたシュートは23本。抜群の読みと反射神経でゴールマウスを守り、勝利の立役者となったのがGK東口だ。

後半終了間際の武藤のヘディングシュートにも対応。至近距離からの一撃を辛うじてはじき「GKの重要性を示せた。しっかり我慢できた」と胸を張った。

自身の頭上を襲った丹羽のバックパスにも「軌道からすれば(枠に)入りはしない」。見立て通りにポストに救われると、すかさずフリーの呉宰碩につなぐ。 これが決勝点の起点となった。マン・オブ・ザ・マッチに輝いた守護神は「日頃の行いが良かったとしかいえない。いわゆるゾーンに入ったというヤツです」と 上機嫌で語った。

宿敵浦和を破っての決勝進出。長谷川監督は「勝ってチャンピオンになれるよう準備していきたい」。昨季の3冠王者が勢いを増し、年間勝ち点3位からのリーグ連覇に挑む。

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