【G大阪】パトリック、人種差別的な書き込みに「傷ついてなかなか眠れなかった」 スポーツ報知 11月29日(日)12時57分配信

自身のツイッターに人種差別的な書き込みが投稿された問題に関し、G大阪FWパトリック(28)は29日、大阪・吹田市内で複雑な胸中を明かした。

28日の浦和とのチャンピオンシップ(CS)準決勝(埼玉スタジアム)の試合後、浦和サポーターと見られる人物から、人種差別の意味が込められたメッセージが投稿された。このツイートは瞬く間に拡散し、海外にまで波及する社会問題に発展した。

パトリックは「悲しい気持ちになった。目標としていたゲームの後にああいうことになって、初めてのことで傷ついて、なかなか眠れなかった」と表情を曇らせた。

来日3年目。「日本は一番大好きな国。日本くらい素晴らしい国はない」と強調した上で「日本でこういうことが起こるのは難しい」。それでも「日本が世界 で一番好きだという気持ちに変わりはない。どこの国にでもいい人、悪い人はいる。どういう気持ちで(ツイッターに)書いたのかは分からないが、今後は黒 人、白人、黄色人種、みんなのことをリスペクトできるように変えていければいい」と、相手を責めることはしなかった。

12月2日には広島とのCS決勝第1戦が行われる。「ガンバのサポーターだけじゃなく、他クラブのサポーターからも温かいメッセージをもらった。彼らの ことを元気づけられるように、大阪にタイトルを持って帰ってこられるようにしたい。今までとは違う、進化した姿を見せたい」と気丈に振る舞った。

長谷川健太監督(50)は「悲しいこと。みんなでJリーグがアジア、世界に誇れるようなリーグにしていかないといけない」と呼びかけた。

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