<差別的投稿>浦和がG大阪と連携し対応「差別、絶対許さない」 埼玉新聞 11月29日(日)22時43分配信

サッカーJ1の年間優勝を懸けた28日の明治安田チャンピオンシップ準決勝後、短文投稿サイト「ツイッター」上で、敗れた浦和のサポーターを名乗り、G大 阪のパトリック選手に対する人種差別的な書き込みがあった問題で、浦和は同日、公式ホームページで「発信者がどのような人物で何を目的に書き込んだかは特 定できませんが、浦和レッズは差別を絶対に許しません」と声明を発表した。

一夜明けた29日、浦和は広報担当者が報道陣に答え、「具体的に調査をするか決まっていない。パトリック選手が当事者なので、そこが優先される」とJリーグ、G大阪と連携して対応することを明らかにした。

昨年3月、差別的横断幕で無観客試合という重い処分を受けた。しかし今回は「試合会場の管理エリアで起きたことではないのでリーグのルールに当てはまら ない。その人がサポーターといっても日常の活動まで全て関与できない。ただ、浦和レッズというのが表に出てクラブのイメージは悪くなった」と困惑した。

クラブは処分以降、差別撲滅に向けてサポーターの署名集めや、社員向けの研修会を開いてきた。署名は現在1万2千人ほど集まった。活動は今後も続けていくという。

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