G大阪、J1の雪辱果たす快勝=宇佐美2ゴール、いざ連覇-サッカー天皇杯 時事通信 12月29日(火)19時45分配信

連覇を狙うことよりも、雪辱を果たす思いが強かった。広島にJ1王座を明け渡したばかりのG大阪。攻守に躍動した倉田が明かす。「立ち上がりから、何よりも勝てなかった悔しい気持ちが出た」。今季5度目の対決は3-0の快勝だった。
前半7分。倉田の右クロスにパトリックが反応し、落とした球を宇佐美が狙った。左足でDFの股下を冷静に抜いての先制ゴール。「異様に落ち着いていた」。準々決勝で3カ月ぶりの得点をマークしたエースが、復調を感じ取った瞬間だった。
後半に入って広島の反撃を受けたが、球際やゴール前で体を張った守りで耐えた。1トップのパトリックも守備に奮闘。「気持ちの入った試合をした」(長谷川監督)。後半29分。自陣でボールを奪った倉田の長いドリブルから、最後は再び宇佐美が左足のゴールで勝負を決めた。
昨季3冠を制した王者ガンバが、今季はナビスコ杯、リーグ戦とも2位と苦杯をなめた。宇佐美が「準優勝では意味がない」と言えば、遠藤も「タイトルのために全てを出し切る」。元日の相手は浦和。勢いそのままに、連覇へと突き進む。

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