【ゼロックス杯】G大阪・宇佐美ダイビングヘッド「1点取れて流れ乗れる」

◆富士ゼロックス・スーパーカップ 広島3―1G大阪(20日・日産スタジアム)

昨季J1王者の広島が、天皇杯王者・G大阪を3―1で下し2年ぶり4度目の優勝を果たした。元日本代表FW佐藤寿人(33)が後半6分に先制点を奪い、 12分にはU―23日本代表FW浅野拓磨(21)がPKで追加点を決めた。今大会4戦4勝となり、J1連覇やACL優勝など6冠を目指すシーズンで最初の タイトルを奪取。広島は賞金3000万円、G大阪は同2000万円を獲得した。

G大阪は日本代表MF宇佐美の“今季初ゴール”が、敗戦の中の光明だった。2点を追う後半23分、カウンターからMF阿部が右サイドから上げたクロス を、ダイビングヘッドでねじ込んだ。珍しい頭での得点に「今日に関しては僕もミスが多く、満足いく結果ではない。でも1点取れたことで、いい流れに乗って いける」と振り返った。

前半は新加入のMFアデミウソンをトップ下に置いた布陣が機能せず。ボランチで先発に抜てきされたU―23日本代表MF井手口は中盤で豊富な運動量を見 せたが、前線からの守備が機能せず3失点。しかし、長谷川健太監督(50)は「変化の前に苦しむことは必要。苦しんで乗り越えることでレベルを上げること ができる」と24日に初戦を迎えるACL・水原三星戦に向け、修正点が出たことも前向きにとらえていた。

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